薪ストーブ・ペレットストーブの補助金2026|国の直接の補助はなく市町村が中心(1/3〜1/2・上限10万円が多い)。県は山梨・山形など。長野・山形・北海道・岩手に多く、地元産燃料・市内業者の条件も

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冬の暖房に、薪ストーブやペレットストーブを入れたい。補助金は使えるのか。個人が国に直接申し込める補助はなく、補助を出しているのは主に市町村です。林野庁は、家庭用ペレットストーブについて「都道府県や市町村の単独補助のほか、国の既存の交付金等の活用も可能です。」としていて、国のお金が入る場合も、窓口は市町村になります。

補助額ポイント
市町村費用の1/3〜1/2・上限10万円前後が多い。3/4・上限75万円(陸前高田市)、2/3・上限60万円(小布施町)なども長野・山形・北海道・岩手・島根などに多い。地元産の燃料、市内の業者などの条件
県(直接)山梨県:ペレットストーブ11万円。山形県:1/3・上限16万円(認定住宅で工事完了前に申請すれば24万円)山梨県は薪ストーブは対象外。山形県は11月30日必着
県(ほかの形)長野県:リフォームの助成の加算10万円(新築は再エネ設備の要件の一つで、加算はない)。島根県:市町村を通して。京都府:融資ストーブ単体の補助ではない
国の住宅の補助対象外みらいエコ住宅2026・給湯省エネ2026の区分にストーブはない

国の補助:市町村を通して出る

  • 林野庁の支援は、ペレットの製造施設やボイラーなどへの「都道府県を通じた間接補助」で、個人の住宅のストーブは対象ではありません
  • 環境省の地域脱炭素の交付金を使う市町村の補助もありますが、「ともに地方公共団体からの間接交付に限ります。」とされ、個人の窓口は市町村です(美瑛町・坂井市・陸前高田市などの例)
  • 国の住宅の補助(みらいエコ住宅2026のリフォーム、給湯省エネ2026)の対象に、ストーブは入っていません
  • 岐阜県・高知県・兵庫県・新潟県などの木質バイオマスの補助は、施設・事業者向けで、個人の住宅のストーブには使えません

県の補助(2026年10月20日確認)

県内容受付
山梨県ペレットストーブ1台11万円(「※ 薪ストーブ及びペレットボイラーは補助対象外です。」)。「本補助金は契約前に交付申請が必要です」(やむを得ない場合は、事前着手届を出せば交付決定の前の契約・着手も可)2027年5月24日まで
山形県やまがた未来くるエネルギー補助金:費用の1/3・上限16万円。1/2・上限24万円の枠は、県の省エネ健康住宅の認定を取り、交付申請の時点で住宅の工事が完了していないものに限る。対象経費20万円超。交付決定の後に着工11月30日必着
長野県信州健康ゼロエネ住宅助成金のリフォームタイプで、薪・ペレットストーブなどを入れると10万円の加算。新築タイプでは再エネ設備の要件の一つで、ストーブへの加算はない。ストーブ単体の補助ではなく、申請は事業者リフォームの第2期は12月1日から
島根県県が市町村の補助を支える形。申請は市町村市町村ごと
京都府スマート・エコハウス促進融資(年0.5%、限度額350万円)で薪・ペレットストーブも対象。補助ではない—

鳥取県・福島県は、今年度はストーブの補助を行っていません。そのほかの多くの道府県(北海道・岩手・秋田・富山・熊本など)では、県の家庭向けのストーブの補助は見当たりませんでした。市町村の補助を確かめてください。

市町村の補助(東日本)

地域市町村と内容
北海道札幌市(ペレットストーブ1台5万円。募集期間に申し込み、予算を超えた場合は抽選で交付予定者を決め、その後に交付申請兼完了届を出す。2026年2月7日以降に設置を終えたものが対象。第2回の申込は11月4日まで)、旭川市(1/3・上限20万円、市内の業者)、美瑛町(1/2・上限55万円、2027年1月31日まで)、帯広市(ペレット1/2・上限10万円、10月6日時点で残り9件)、美幌町(ペレット2/3・上限40万円)など
東北陸前高田市(3/4・上限75万円、12月28日まで)、盛岡市(薪ストーブ1/3・上限15万円)、鶴岡市(1/3・上限10万円、市内の業者)、天童市(1/3・上限10万円、9月4日時点で予算残120万円)など。山形県・岩手県の市町村に多い
長野伊那市(2/3、ペレット上限42万円・薪上限30万円)、小布施町(ペレット2/3・上限60万円。設置した翌年度から3年間、長野県産のペレットを使い、利用状況を報告する)、松本市(本体の1/2・上限10万円)、上田市(ペレット10万円・薪5万円以内)、飯田市(事後申請)、東御市(1/5・上限5万円、11月2日時点で残25万円)、安曇野市(今年度で終了予定)、駒ヶ根市(ポイント2万円分、10月1日時点で残り15件)など。長野県の多くの市町村のペレットストーブの補助は、県内の業者から買い、長野県産のペレットについて販売店と3年の協定を結ぶことが条件です
関東・甲信越・静岡群馬県中之条町(1/2・上限16万円、町外の業者は8万円)、新潟県魚沼市(1/3・上限30万円)、山梨県の富士吉田市(ペレット1/2・上限20万円、設置後に申請)・甲府市(ペレット3万円、設置後)・北杜市(ペレット3万円、設置後)など。茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡では少ない
受付を終えた・やめた所南魚沼市・沼田市(薪)・茅野市・千曲市・さくら市・稲城市・北広島市・南会津町は今年度の受付を終了。塩尻市の薪ストーブ・大子町は制度をやめています

市町村の補助(西日本)

地域市町村と内容
北陸・岐阜富山市(ペレットストーブ5万円、子育て・若者夫婦世帯は3万円上乗せ、設置後に申請)、能美市(10%・上限30万円、市外の業者は15万円)、福井市(1/3・上限10万円。導入後1年間に福井県産の薪を2立方メートル以上か、国産ペレットを300キログラム以上使うこと)、坂井市(2/3・上限36.75万円、市内産の木材、6月18日時点で残り3件分)、高山市(本体の1/3・上限10万円)。南砺市は10月5日で受付終了
近畿兵庫県の豊岡市(1/2・上限20万円、市の登録事業者)・丹波市(購入費の1/3・上限20万円、丹波市産の薪)・宍粟市(1/2・上限20万円、設置後に申請)・丹波篠山市(本体の1/2・上限5万円)、奈良市(本体・煙突の1/2・上限20万円)。京丹後市は受付終了
中国・四国島根県の松江市(1/4・上限30万円)・浜田市(1/2・上限30万円、39歳以下は60万円、市内の事業者)・出雲市(上限15万円、市内の事業者)・海士町(1/2・最大80万円)、岡山県真庭市(1/3・上限13万円、発注の前に申請)、広島県東広島市(1/3・上限10万円、着工の14日前までに申請)。北広島町・奥出雲町・西粟倉村は受付終了、鳥取県伯耆町は補助を廃止
九州熊本県の南小国町(1/2・上限30万円)・山都町・南関町などにあります(県の市町村一覧に掲載)。福岡・佐賀・長崎・宮崎・大分・鹿児島では見つかりませんでした

すべての市町村を調べたわけではありません。年度の書いていない古いページの市町村もあるので、お住まいの市町村のページで今年度の受付を確かめてください。

補助の条件でよくある違い

  • 薪かペレットか:札幌市・富山市・山梨県などはペレットストーブだけ、盛岡市・丹波市・海士町などは薪ストーブが中心です。薪ストーブは二次燃焼などの性能を条件にする所があります
  • 燃料:地元(市内・県内)産の薪やペレットを使うことを条件にする所が多くあります
  • 業者:市内(県内)の業者の工事・販売店での購入が条件の所が多く、市外の業者だと上限が下がる所もあります(能美市・中之条町など)。自分で設置したものは対象外の所もあります
  • 対象の費用:本体だけ(丹波市・高山市など)、本体と煙突だけ(奈良市)、設置工事まで含む所と分かれます
  • 申請の順番:多くは購入・工事の前に申請ですが、富山市・飯田市・甲府市・宍粟市などは設置した後に申請します(札幌市は募集期間に申し込み、交付予定者になってから完了届を出す方式で、設置済みのものも対象)

煙・におい、煙突と火災予防

  • 煙と近所への配慮:環境省のガイドブックは「不適切な利用をすると、大気や健康に影響を及ぼしたり、ご近所とのトラブルの原因になります。」としていて、「十分に乾燥した薪を使いましょう(含水率は20%w.b.程度以下が望ましい)。」とすすめています。名古屋市は「現在、薪ストーブの使用を規制する法律や条例はありません。」としたうえで、設置の前に近所に説明するよう呼びかけています
  • 燃えやすい物との距離:消防の基準では、薪ストーブと燃えやすい物との距離の例として、上方・前方150cm、側方・後方100cmが示されています。2023年の見直しで、試験で安全が確かめられた機器は、この距離を短くできるようになりました
  • 煙突:煙突と燃えやすい部分との距離や、掃除のしやすさは、市町村の火災予防条例で決まっています。お住まいの消防に確かめてください
  • 手入れ:環境省は「年に一度は必ず煙突内を点検し、すすやタールがあればブラシで除去します。」としています
  • 内装:ストーブを置く部屋は、建築基準法の内装制限がかかる場合があります。工事を頼む業者に確かめてください

勧誘に注意

山梨県は「本補助金について県が特定の事業者に補助金の勧誘を委託することはありません」としています。補助金が使えると勧められたら、制度の名前を聞き、県や市町村に直接確かめてください。

申請の前に確認すること

  1. 補助があるか:お住まいの市町村(と県)に補助があり、今年度の受付中か
  2. 対象の機器:薪かペレットか、性能の条件
  3. 燃料と業者:地元産の燃料、市内(県内)の業者が条件か
  4. 申請の順番:購入・工事の前か、設置後か
  5. 設置の条件:煙突の位置・消防の基準・近所への配慮

買う前に:申請の順番と、燃料・業者の条件を確認する

ストーブの補助は、購入・工事の前に申請する市町村が多い一方、設置した後に申請する市もあります。先に買うと対象外になる市町村があるので、注文の前に確かめてください。

地元産の薪・ペレットを使うことや、市内(県内)の業者から買うことが条件の補助が多くあります。薪ストーブとペレットストーブのどちらが対象かも、市町村で違います。

見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。

  • 「このストーブは、市町村の補助の対象(薪かペレットか、二次燃焼などの性能)ですか」
    ペレットストーブだけ、薪ストーブだけを対象にする補助があります
  • 「見積もりで、本体・煙突・設置工事の費用を分けてもらえますか」
    本体だけ、本体と煙突だけを対象にする補助があります
  • 「煙突の位置や、燃えやすい物との距離は、消防の基準や近所への影響を考えていますか」
    煙やにおいで近所とトラブルになることがあります

公式サイトで確認できます

環境省「木質バイオマスストーブ環境ガイドブック」

煙を減らす使い方、煙突の位置、手入れのしかたは、環境省のガイドブックで確認できます。

補助が使えるかと、製品や工事の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。

見積もりを取る

複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。

リショップナビ(運営:株式会社じげん)は、無料のリフォームの一括見積もりサービスです。申し込むと電話で希望の確認があり、条件に合うリフォーム会社を最大5社紹介してもらえます。薪ストーブ・ペレットストーブの設置を考えている場合は、電話でそのことを伝えてください。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(市内・県内の業者であることなど)を満たすかは、会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。

出典

本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月20日確認)。

制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ずお住まいの市区町村の窓口と公式サイトで確認してください。

制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。

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