生ごみを減らすために、生ごみ処理機やコンポストを使いたい。補助金は使えるのか。補助を出しているのは市区町村で、国や県が個人に直接出す補助は見つかりませんでした。環境省の令和6年度の調査では、「「1. 購入補助を行っている」1,134 件(66.2%)」で、回答した市区町村の約66%が購入を補助していました。ただし家庭用と業務用を合わせた数字で、2026年の今の家庭用の補助の実施率ではありません。
| 種類 | よくある額 | ポイント |
|---|---|---|
| 電気式(乾燥式・バイオ式) | 購入額の1/2・上限2万〜3万円が多い(1万〜5万円) | 電気式を対象外にする市もある(八王子市など) |
| コンポスト・ボカシ(密閉容器) | 1/2〜2/3・上限3千〜5千円が多い | コンポストを対象外・終了した市もある(千葉市・札幌市など) |
| ダンボールコンポスト・キエーロ | 数千円〜1万円程度 | 対象にしている市としていない市がある |
補助を使う前に知っておきたいこと
- 先に買うと対象外の市が多い:仙台市・札幌市・新潟市・藤沢市・岡山市・久留米市・熊本市・松山市・福岡市(電気式)などは、購入の前に申請(申込)が必要です。札幌市は申込→抽選→決定の後に購入です
- 買う店の条件:仙台市・郡山市・久留米市・熊本市・松山市・大分市などは、市内の店や市が登録した店で買ったものだけが対象で、ネット通販で買うと対象外です。一方、宇都宮市・下関市・津市などはネット購入も対象です
- 買った後に申請する市:八王子市・下関市・白山市(購入から1年以内)、掛川市(購入から30日以内)など。期限を過ぎると申請できません
- 何年かに1回:多くの市は、同じ世帯で5〜6年に1回などの制限があります
- 予算で早く終わる:電気式の補助は利用が増えていて、環境省の調査では、電気式の補助の利用が増えていると答えた市区町村が約半数でした。年度の途中で受付を終える市が多くあります
主な市区町村の補助(東日本、2026年10月20日確認)
| 地域 | 市区町村と内容 |
|---|---|
| 北海道・東北 | 札幌市(電気式は税抜1/2・上限1万円、後期は10月30日で締切申込→抽選→決定後に購入)、仙台市(電気式は3/5・上限3万円、登録販売店・購入前申請。今年度の電気式は受付終了、容器は1基2,000円)、郡山市(1/2・上限2.5万円、市内の販売店だけ)、いわき市など。盛岡市は補助なし |
| 関東 | さいたま市(1/2・上限1万円、抽選、第3期は12月28日まで)、千葉市(電気式は1/2・上限3.5万円。容器は令和7年度で終了)、相模原市(1/2・上限2万円、後期の申請は10月26日〜2027年1月29日。個人で申請する場合は申請期間の前に買ったものも対象になり得るが、令和8年度より前の購入は対象外。指定販売店で買う場合は申請期間内の購入が必要)、藤沢市(指定店価格の75%・上限3万円、購入前申請)、宇都宮市(太陽光発電を設置しているか再エネの電気の料金プランの世帯は1/2・上限5万円、それ以外は1/3・上限4万円)、水戸市(1/2・上限2万円)。八王子市は電気式は対象外で、たい肥化容器は1/2・上限2万円、ダンボールコンポストは3/4・上限10,200円(購入後1年以内)。川崎市・前橋市・杉並区・文京区・品川区・豊島区・北区・立川市・三鷹市・船橋市(処理機)・流山市は今年度の受付終了。横浜市・越谷市・武蔵野市・江戸川区・板橋区などは補助なし・終了 |
| 甲信越・静岡 | 新潟市(1/2・上限2万円、購入前申請)、長野市(1/3・上限3万円、9月30日時点で執行率81%)、松本市(1/2・上限4万円、残りが少なくなっている)、甲府市(2/3・上限5万円、市内の店)、掛川市(電気式は1/2・上限2万円、キエーロなどは上限1万円、生ごみコンポストは対象外。購入後30日以内・12月25日まで、10月19日時点で残りわずか)。浜松市は今年度の受付終了 |
主な市区町村の補助(西日本、2026年10月20日確認)
| 地域 | 市区町村と内容 |
|---|---|
| 北陸・東海 | 金沢市(電気式1/2・上限4万円)、白山市(1/2・上限4万円)、小松市(1/2・上限5万円)、岐阜市(1/2・上限2万円、10月1日に受付を再開)、豊田市(1/2・上限3万円)、津市(1/2・上限2.5万円)、四日市市(1/2・上限1.8万円)。名古屋市は家庭向けの補助が見つからず、一宮市・富山市は終了 |
| 近畿 | 奈良市(電気式1/2・上限3万円、500基)、尼崎市(5,000円分の地域通貨、今年度は終了)。大津市・茨木市・枚方市・寝屋川市・明石市・加古川市は今年度の受付終了。神戸市は補助なし、東大阪市・西宮市・宇治市は終了 |
| 中国・四国 | 岡山市(電気式1/2・上限3万円、コンポスト・ぼかし上限3千円、購入前申請。今年度は受付終了)、倉敷市(終了)、下関市(1/2・上限2万円、購入後1年以内)、米子市・東広島市(受付中)、松山市(1/2・上限1万円、指定販売業者・購入前申請、コンポストは対象外)。高松市は終了 |
| 九州・沖縄 | 鹿児島市(電気式1/2・上限2万円、その他1/2・上限3千円。今年度は6月に受付終了)、久留米市(電気式1/2・上限2万円、市内の登録販売店・購入前申請。容器は令和6年度で終了)、福岡市(乾燥式上限1万円・バイオ式上限2万円、電気式は今年度終了・容器は受付中)、熊本市(1/2・上限3万円、市内の店・購入前、キャンセル待ち)、大分市(2/3・上限3万円、今年度終了)、宮崎市(通常は1/2・上限1.5万円。10月から期間限定で電動式に税抜の購入金額の3/4・上限2.5万円。現金ではなく商品券・電子マネーで交付、市内の登録店舗だけ、購入と一次申請は2027年1月15日まで)。長崎市・那覇市は終了 |
すべての市区町村を調べたわけではありません。お住まいの市区町村のごみの担当のページで確かめてください。
種類と使い方の注意
- 乾燥式(電気式):温風で生ごみを乾かし、量を大きく減らします。苫小牧市は「生ごみを混ぜながら温風で乾燥させ、体積が約7分の1のサラサラの乾燥処理物にします。」と説明しています。乾燥物はそのままでは堆肥ではなく、土に混ぜてしばらく置く必要があります
- 電気代:電気式は電気代がかかります。松山市は、小さく刻む、水気を切るなどのひと手間で電気代を節約できると案内しています
- 密閉容器(ボカシ):札幌市は「生ごみは漬物状になり、量は減りません。」としていて、土に埋めるなどの場所が必要です
- ダンボールコンポスト:札幌市は「ひとつの箱で3か月程度続けることができます。」としています。西宮市は「電気を使用しないので、電気代がかかりません。」としています
- 捨てるとき:生ごみ処理機は、家電リサイクル法の対象(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)ではありません。捨て方は市区町村の分別に従ってください
申請の前に確認すること
- 補助があるか:お住まいの市区町村に補助があり、今年度の受付中か(電気式とコンポストで別のことも)
- 申請の順番:購入の前に申請か、買った後か(期限)
- 買う店:市内の店・登録店でないといけないか、ネット通販でもよいか
- 領収書:品名・型番・購入日・金額・店名がわかるか
- 回数の制限:前に補助を受けてから何年たっているか
買う前に:申請の順番と、買う店の条件を確認する
生ごみ処理機の補助は、購入の前に申請が必要な市と、買った後に申請する市があります。先に買うと補助が出ない市が多いので、注文の前に確かめてください。
市内の店や市が登録した店で買うことが条件で、ネット通販で買うと対象外になる市もあります。予算に達して受付を終える市も多くあります。
お店で、次の3つを確認してください。
- 「このお店で買ったものは、市の補助の対象になりますか(市内の店・登録店か)」
指定の店でないと対象外の市があります - 「領収書に、購入日・品名・型番・金額・店の名前を書いてもらえますか」
申請には、品名や型番のわかる領収書が必要です - 「送料や長期保証の料金は、本体と分けて書いてもらえますか」
送料・保証料を対象外にする市があります
公式サイトで確認できます
生ごみの減量の取り組みは、環境省やお住まいの市区町村のごみの担当のページで確認できます。
補助が使えるかと、製品の使い勝手は別の話です。処理の方式(乾燥式・バイオ式・コンポスト)と電気代・におい・置き場所を比べて選んでください。
お店の探し方
このページでは、特定の販売店・商品を紹介していません。補助を使う場合は、市区町村が指定する販売店や市内の店で買う必要があることがあります。買う前に市区町村のページで確かめてください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月20日確認)。
- 環境省の市区町村の生ごみ対策に関する調査(令和6年度)
- 札幌市・苫小牧市・松山市・西宮市の生ごみ処理の説明、経済産業省の家電リサイクル法の対象品目
- 各市区町村の公式ページ(札幌市・仙台市・さいたま市・千葉市・相模原市・八王子市・掛川市・新潟市・金沢市・岐阜市・豊田市・岡山市・松山市・鹿児島市・久留米市・福岡市・熊本市・宮崎市など)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ずお住まいの市区町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
