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大阪府で、家に太陽光発電や蓄電池を付けるときに使える補助を、国・府・43市町村の公式サイトで調べました(2026年10月28日確認)。
大阪府は「大阪府では家庭(個人)向け補助金は実施しておりません。」としていて、補助は市町村ごとです。補助がある市町村は半分ほどで、FITを使わない型(発電した電気の30%以上を家で使う)の市は額が大きく、FITで売電してもよい市は数万円が中心です。
| 補助 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況(2026年10月28日確認) |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 個人向けはなし | 個人向けはなし | 共同購入(補助ではなく割引)は9月30日で登録終了 |
| 大阪市 | 自分で買う太陽光の補助は見当たらない | 国のDR補助の交付決定を受けた人だけ、1kWhあたり3万円・上限30万円 | 2027年1月8日正午まで |
| 堺市 | 戸建てに一律4万円(蓄電池・エネファーム・エコキュート・電気自動車のどれかとの組み合わせ) | 補助なし(組み合わせる機器として必要) | 受付中(2027年2月15日必着)。10月1日時点で予算の残り1,922万円 |
| FITを使わない型の市 | 枚方市・和泉市・高石市は1kWあたり7万〜10.5万円、河内長野市は11万円 | 経費の3分の1など、上限40万〜75万円 | 枚方市は予算に達して仮受付中。和泉市・高石市・河内長野市は受付中 |
府の補助:個人向けはない
- 補助金:府のページは「大阪府では家庭(個人)向け補助金は実施しておりません。」としています。府のお金で市町村が出す家庭向けの補助も見当たりませんでした
- 共同購入:府の太陽光・蓄電池の共同購入は、補助金ではなく、まとめて買うことで価格を下げる仕組みです。令和8年度の参加登録は9月30日で終わりました
- 府の断熱の補助:府のモデル事業は窓と外壁の断熱が対象で、太陽光・蓄電池は入っていません
大阪市・堺市
- 大阪市:自分で買う太陽光への補助は見当たりません。蓄電池は、国の「DR家庭用蓄電池事業」の交付決定を受けた人への上乗せ(1kWhあたり3万円・上限30万円)だけで、国の補助は5月29日に受付を終えています。申請は2027年1月8日正午までです
- 大阪市の省エネ改修:居間を含む2部屋以上の窓をすべて断熱改修する場合は、SIIに登録された蓄電池も補助の対象に入ります(工事の契約の前に申請)
- 堺市:戸建ての太陽光に一律4万円です。蓄電池・エネファーム・エコキュート・電気自動車のどれかと組み合わせることが条件で、すでに家にある機器でも組み合わせにできます(組み合わせる機器そのものは補助の対象外)。設置の後に申請し、2027年2月15日必着です。市は国の補助と「本補助金は堺市単独事業ですので併用可能です。」としています。予算2,500万円のうち、10月1日時点の残りは1,922万円です(ZEHなどと合わせた額)
FITを使わない型の市:枚方市・和泉市・高石市・河内長野市は1kWあたり7万〜11万円
FIT・FIPの認定を取らず、発電した電気の30%以上を家で使うことが条件です。余った電気は、FITの外で小売電気事業者に売れます(高石市は市が指定する業者)。国の交付金を使う市が多く、その場合は国の補助と併用できず、J-クレジットにも登録できません。
| 市 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期と受付状況 |
|---|---|---|---|
| 枚方市 | 1kWあたり10.5万円・上限63万円 | 経費の3分の1・上限47万円(経費は1kWhあたり14.1万円まで)。20kWh以下の家庭用だけで、蓄電池だけは対象外 | 9月24日に予算に達して「仮受付中」(市は仮受付を「補助金の交付を確約するものではありません」としている)。2026年4月2日以降に契約・着工したものなら、工事が終わった後でも申し込める。V2H(4万円)は受付中 |
| 和泉市 | 1kWあたり7万円・上限70万円(3.2kW未満は、蓄電池・エネファームなど・高効率給湯器を付けるか、再エネ100%の電気の契約に切り替えることが必要) | 1kWhあたり4万円・上限40万円(1kWhあたり14.1万円以上の蓄電池は対象外)。太陽光とセット | 受付中。2026年4月16日以降の事業着手(契約か着工の早いほう)が対象。9月14日時点の残りの見込みは太陽光1,266万円・蓄電池532.4万円 |
| 高石市 | 1kWあたり7万円 | 価格の3分の1(1kWhあたり14.1万円の3分の1まで) | 受付中。10月20日時点の残りは太陽光245万円・蓄電池391.3万円。余った電気を市が指定する業者に売ることが条件 |
| 河内長野市 | 1kWあたり11万円・上限55万円(5.1kW以下) | 経費の3分の1と1kWhあたり5.1万円の低いほう・上限75万円。太陽光と一緒の場合だけ | 交付決定の後に契約(2者の見積りが必要)。申込は12月15日まで。市の上乗せ分の予算はほぼ使い切っている(10月23日時点) |
| 泉佐野市 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 1kWhあたり1万円・上限7万円 | 契約の前に申請。20件の予定。今FIT・FIPの認定を受けている人は蓄電池の補助を申請できない。交付の後は毎年、自家消費率の報告 |
そのほかの市町村の補助
| 市町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況と主な条件 |
|---|---|---|---|
| 東大阪市 | 1kWあたり2万円・上限8万円 | 上限5万円 | 受付中。10月16日時点で太陽光は約140件のうち残り約93件、蓄電池は約140件のうち残り約102件。設置の後に電子申請、2027年3月1日まで |
| 池田市 | 1kWあたり2万円・上限10万円(戸建て) | 1台5万円(太陽光と同時なら7万円) | 受付中。10月30日時点で住宅用の太陽光は35件のうち30件の申請(残り5件)。持ち家だけ。設置の後3か月以内に窓口へ |
| 高槻市 | 費用の3分の1(太陽光と蓄電池かV2Hを同時に付けて上限10万円) | 蓄電池・V2Hだけなら費用の3分の1・上限5万円 | 受付中。太陽光だけでは申請できない。完了から31日以内に窓口へ |
| 茨木市 | 1kWあたり1.25万円・上限5万円 | 上限4万円 | 受付中(終了の告知なし)。設置の後6か月以内に窓口へ |
| 摂津市 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 1kWhあたり1万円・上限5万円 | 受付中(終了の告知なし)。設置の後6か月以内に窓口へ |
| 寝屋川市 | 1kWあたり3万円・上限12万円 | 見当たらない | 2027年3月5日まで。設置の後に郵送か電子申請 |
| 岸和田市 | 太陽光と蓄電池(かHEMS)を同時に付けて一律5万円 | (同時の場合だけ) | 受付中。11月2日の確認で残り44件(エネファームなどと合わせた件数)。郵送だけ |
| 泉大津市 | 1kWあたり1.5万円・上限7.5万円 | 5万円(V2H・燃料電池も各5万円) | 受付中。11月2日時点で予算1,010万円のうち残り535万円(給湯器・窓などと共通)。窓口だけ |
| 貝塚市 | 太陽光と蓄電池を同時に付けて4万円 | (同時の場合だけ) | 自分が所有して住む既存の住宅だけ。60件程度。窓口だけ |
| 富田林市 | 上限3万円 | 上限3万円(燃料電池も上限3万円。3種そろえて上限9万円) | 設置の後に申請。2027年3月31日まで |
| 河南町 | 1kWあたり3万円・上限10.5万円 | 見当たらない | 余った電気の売電契約が必要。2027年1月29日まで、10件程度 |
| 大阪狭山市 | 対象外 | 1設備3万円分のさやりんポイント(V2H・エネファームなども) | 10月30日で締切(窓口だけ、先着100件)。予算が残れば12月1日〜24日に追加の受付 |
| 豊中市 | 1kWあたり2万円・上限6万円 | 1kWhあたり1万円・上限6万円 | 受付終了(太陽光は9月13日、蓄電池は9月25日に予算に達した) |
吹田市・箕面市・島本町・豊能町・能勢町・守口市・大東市・門真市・四條畷市・交野市・柏原市・松原市・羽曳野市・藤井寺市・太子町・千早赤阪村・泉南市・阪南市・忠岡町・熊取町・田尻町・岬町では、家庭向けの太陽光・蓄電池の補助は見当たりませんでした。八尾市は令和8年度の補助を実施していません。
国の制度:今ある家に付ける太陽光に、個人が直接申請できる補助は見当たらない
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム):蓄電池は「96,000円/戸」ですが、窓などの断熱改修とセットが前提です。太陽光は「×太陽光発電設備の設置工事」として対象外です。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)をご覧ください
- 家庭用蓄電池のDR補助(SII)・国のV2H:どちらも受付を終えています
- 売電価格(FIT、10kW未満):「24円(~4年)」「8.3円(5~10年)」です
全国の制度は太陽光発電の補助金と蓄電池の補助金に、大阪府の窓・給湯器などの補助は大阪府のリフォーム補助金と大阪市の補助金にまとめています。
補助を選ぶときの注意
- FITを使わない型の条件:FIT・FIPの認定を取らず、発電した電気の30%以上を家で使います。国の交付金を使う市では、J-クレジットにも登録できず、国の補助(国費が入ったほかの補助を含む)とは併用できません。そのかわり、枚方市・和泉市・高石市・河内長野市は1kWあたり7万円以上と額が大きくなります
- 申請の時期:多くの市は工事の後に申請しますが、河内長野市・泉佐野市は契約の前に申請します
- 窓口だけの市:池田市・高槻市・茨木市・摂津市・泉大津市・貝塚市・大阪狭山市は窓口への持参です。岸和田市は郵送だけ、東大阪市は電子申請だけです
- 同時に付けることが条件の市:高槻市・岸和田市・貝塚市・和泉市・河内長野市などは、太陽光と蓄電池を一緒に付ける場合だけです(市によって、どちらが単独で申請できないかが違う)
申請の前に確認すること
- 補助の有無:お住まいの市町村に補助があるか(大阪府には個人向けの補助がない)
- 型:FITを使うか、使わないか(使わない型は自家消費30%以上が条件)
- 組み合わせ:太陽光だけでよいのか、蓄電池などと一緒が必要か
- 順番:工事の前(契約の前)に申請するのか、工事の後でよいのか
見積もりを取る前に:市町村の補助の型と、申請の時期を確認する
大阪府には個人向けの補助がなく、補助は市町村ごとです。FITを使わない型(自家消費30%以上)の市は1kWあたり7万〜11万円と大きく、FITで売電してもよい市は数万円が中心です。
申請の時期は市町村で違います。多くの市は工事の後に申請しますが、河内長野市・泉佐野市などは契約の前に申請します。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「FITの認定を取らない形(自家消費30%以上、余りは小売電気事業者に売電)で見積もれますか」
枚方市・和泉市・高石市・河内長野市などの大きな補助の条件です - 「市町村の補助は、契約の前に申請が必要ですか」
河内長野市・泉佐野市は、交付決定の前に契約すると対象外です - 「蓄電池はSIIに登録された製品で、1kWhあたりの価格はいくらですか」
和泉市は1kWhあたり14.1万円以上の蓄電池が対象外です
公式サイトで確認できます
申請先はお住まいの市町村です。市町村のページで受付状況を確認してください。
補助が使えるかと、業者や製品の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
タイナビ(運営:株式会社グッドフェローズ)は、住宅用の太陽光発電の無料の一括見積もりサービスで、全国が対象です。複数の会社の見積もりを比べたい方に。設置には機器代と工事費がかかり、電気代が下がる額は家の電気の使い方や設備の容量で違います。補助金を受け取れるかは、各制度の条件と予算によります。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
ソーラーパートナーズ(運営:株式会社ソーラーパートナーズ)は、住宅用の太陽光発電・蓄電池の無料の見積もりサービスで、全国が対象です。紹介されるのは、自社で工事まで行う施工会社です(2026年10月28日に公式サイトで確認)。地元の会社に見積もりを頼みたい方に。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月28日確認)。
- 大阪府「太陽光発電・蓄電池」のページと府の共同購入・断熱の補助のページ
- 大阪市の脱炭素化の上乗せ補助・大阪市の住宅の省エネ改修、堺市スマートハウス化等支援事業と要綱・申請の手引き
- 枚方市・和泉市・高石市・河内長野市・泉佐野市・東大阪市・豊中市・高槻市ほか各市町村の公式ページ(43市町村)
- みらいエコ住宅2026事業、環境共創イニシアチブ(DR家庭用蓄電池)、次世代自動車振興センター(V2H)、資源エネルギー庁(FITの買取価格)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ずお住まいの市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
