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岐阜県で、家に太陽光発電や蓄電池を付けるときに使える補助を、国・県・42市町村の公式サイトで調べました(2026年10月26日確認)。
岐阜県には個人が使える県の太陽光・蓄電池の補助は見当たらず、岐阜市も今年度は太陽光の補助がありません。令和7年度に多くの市町が出していた1kWあたり7万円の補助も、令和8年度は大垣市・山県市・揖斐川町・飛騨市などに減りました。
| 補助 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況(2026年10月26日確認) |
|---|---|---|---|
| 岐阜県 | 個人向けは見当たらない(共同購入は補助金ではない) | 見当たらない | ― |
| 岐阜市 | 令和8年度はなし | 経費の3分の1・上限5万円 | 蓄電池は「申請受付終了しました。」 |
| 大垣市 | 1kWあたり7万円・上限35万円(FITは使えない) | 価格の3分の1・上限23万5千円(太陽光と同時だけ) | 受付中(10月16日時点で残り太陽光26件程度・蓄電池25件程度) |
| 多治見市 | 1kWあたり1.5万円・上限6万円(蓄電池などと同時だけ) | 1kWhあたり1万円・上限10万円 | 受付中(着工の2週間前までに予約) |
県の補助:個人向けの太陽光・蓄電池の補助は見当たらない
- 県の住宅向けの案内:県のページは「県が把握している県内市町村の令和8年度の太陽光発電設備又は蓄電池の補助事業は以下のとおりです。」として、市町村の補助・国の制度・共同購入だけを載せていて、県の補助は載っていません
- 県の太陽光の補助(中小企業等向け):個人事業主も対象ですが、事業所向けで、「予算上限に達したため、受付を終了しました」(10月16日)
- 県の住宅リフォーム支援事業(20%・上限60万円):「令和8年度は、予算の上限に達したため、受付を終了しました。」。要綱・Q&Aに太陽光・蓄電池の記載は見当たりません
- 県の「清流の国ぎふ」太陽光クラブ:J-クレジットの会員募集で、「個々の会員への還元はありませんので、ご了承ください。」
補助金ではありませんが、県の共同購入があります。「みんなのおうちに太陽光」として、太陽光パネル(10kW未満)と蓄電池をまとめ買いの価格で買えるもので、「参加登録期間:5月7日〜12月10日」です。県は「補助制度ではございませんが、」と書いていて、蓄電池だけの参加もできます。
国の制度:今ある家に付ける太陽光に、個人が直接申請できる補助は見当たらない
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム):蓄電池は「96,000円/戸」ですが、窓などの断熱改修とセットが前提です。太陽光は「×太陽光発電設備の設置工事」として対象外です。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)をご覧ください
- 家庭用蓄電池のDR補助(SII)・国のV2H:どちらも受付を終えています
- 売電価格(FIT、10kW未満):「24円(~4年)」「8.3円(5~10年)」です
全国の制度は太陽光発電の補助金と蓄電池の補助金にまとめています。
岐阜市:太陽光の補助はなく、蓄電池は受付終了
岐阜市は「※岐阜市では、令和8年度は太陽光発電設備に関する補助は行いませんのでご注意ください!!」としています。家庭用蓄電池の補助(経費の3分の1・上限5万円、太陽光の付属設備で、既設の太陽光やFITでも可)は、ページに「申請受付終了しました。」と出ています(ページは9月11日更新)。V2H・HEMSの市の補助も見当たりませんでした。
1kWあたり7万円の補助(国の交付金を使う市町)
国の地域脱炭素の交付金を使う補助で、どこもほぼ同じ形です。FIT・FIPの認定を取らないこと、発電した電気の30%以上を自分で使うこと、J-クレジットに登録しないこと、同じ設備に国・県のほかの補助を受けないこと(原則。大垣市には制度ごとの例外があります)が条件で、工事の契約の前に申請し、交付決定を受けてから契約します。売電そのものは禁止されていません(FITを使わない売電の契約書を出す形)。
| 市町 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況 |
|---|---|---|---|
| 大垣市 | 1kWあたり7万円・上限35万円(5kW分) | 価格の3分の1(1kWhあたり14.1万円で計算するのが上限)、上限23万5千円。太陽光と同時だけ | 2027年2月12日まで。10月16日14時時点で残り太陽光26件程度・蓄電池25件程度、予算残額1,413万円(太陽光と蓄電池で共通) |
| 山県市 | 1kWあたり7万円・上限35万円 | 価格の3分の1(5kWhまで、1kWhあたり15.5万円以下の製品)。太陽光と同時だけ | 2027年1月29日まで。10月19日時点で残り太陽光25kW相当・蓄電池2件 |
| 揖斐川町 | 1kWあたり7万円・5kWまで(太陽光だけでも可) | 価格の3分の1(5kWhまで、1kWhあたり15.5万円以下の製品) | 提出は2026年12月4日まで。予算残の表示はない |
| 飛騨市 | 1kWあたり7万円・上限35万円 | 価格の3分の1・上限25.8万円(1kWhあたり15.5万円以下・20kWh未満の製品)。既設の太陽光に付ける蓄電池だけも可 | 完了・実績報告は2027年1月31日まで。8月21日受付分までで予算304万円のうち残り190万2千円(目安) |
| 海津市 | 同じ形 | 同じ形 | 「交付申請額が予算額の上限に達したため、申請受付を終了しました。」 |
| 関市 | 同じ形 | 同じ形(1kWhあたり15.5万円以下の製品) | 「令和8年度太陽光発電設備等設置補助金の申請受付を終了しました」 |
大垣市の国の補助との併用は、原則は不可で、制度ごとに例外があります。要件は「対象設備について、国や県からの別の補助金・交付金等を受けないこと。」ですが、同じページの表では、みらいエコ住宅2026(新築)や国のZEH補助と「併用可」としています。また「※国の補助金「DR家庭用蓄電池事業」は本補助金と併用可。この場合は太陽光発電設備のみ補助対象と」なり、蓄電池は市の補助を受けられません。国の補助と重ねたい場合は、どの制度とどの設備かを、申請の前に市の環境政策課に確かめてください。
令和7年度まであって、令和8年度はない市町:羽島市(「令和8年度 太陽光発電設備等設置費補助金の実施予定はありません。」)、各務原市(「令和7年度限りで終了しました。」)、本巣市、瑞穂市、笠松町、安八町(「令和8年度以降は実施いたしません。」)、神戸町(令和8年度の募集は見当たらない)。令和7年度は、県を通して国の交付金を市町に分ける形の補助でした。
市町村独自の補助
| 市町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期 | 受付状況 |
|---|---|---|---|---|
| 多治見市 | 1kWあたり1.5万円・上限6万円(エネファーム・蓄電池・V2Hと同時の場合だけ) | 1kWhあたり1万円・上限10万円(太陽光と同時か設置済み)。V2Hは6万円 | 着工の2週間前までに予約し、設置後に保証開始日から60日以内に交付申請。窓口に持参(郵送不可)。「令和8年4月1日以後に契約したものが対象です。」(それより前の契約は対象外) | 先着順。終了の表示はない(10月2日更新)。J-クレジットのクラブに入ると3千円加算 |
| 瑞浪市 | 1kWあたり1.5万円・上限6万円(蓄電池かV2Hと同時の場合だけ) | 1kWhあたり1万円・上限10万円(SII登録製品)。V2Hは10万円 | 設置の後、保証開始日から90日以内。窓口か郵送 | 「本補助金は、FIT 制度(固定価格買取制度)を利用される方も対象となります。」。終了の表示はない(6月17日更新) |
| 中津川市 | 令和8年度はなし | 1kWhあたり1万円(10kWhまで)。既設の太陽光か燃料電池とつながっていれば可。V2Hは10万円 | 着工の前(交付決定の後に工事)。窓口か郵送 | 2027年3月19日まで、先着順。国・県の補助と併用可 |
| 大野町 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 1kWhあたり4万円・上限20万円(SII登録製品)。V2Hは10万円 | 設置の後、90日以内。窓口 | 今年度の受付予定は太陽光・蓄電池とも10件。残りの表示はない |
| 輪之内町 | 1kWあたり3.5万円・上限14万円(余剰配線) | (記載なし) | 設置の後、電力会社との太陽光契約の日から6か月以内 | ページに年度・期間・予算の表示がない(町に確認が必要) |
| 富加町 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 1kWhあたり2万円・上限10万円(蓄電池だけも可と読める)。エネファームは10万円 | 設置の後、工事完了か引渡しから180日以内。窓口か電子申請 | 「令和8年度、本補助金は受付しております。」(6月26日)。賃貸住宅は対象外 |
| 八百津町 | 1kWあたり3万円・上限12万円 | (補助なし) | 設置の後、工事完了か系統連系の遅い日から60日以内 | 受付状況の表示はない(4月1日更新)。自分が住む借家に付けた場合も対象 |
| 白川町 | 1kWあたり2.5万円・上限10万円(電力会社と売電の契約) | 1kWhあたり2.5万円・上限10万円。エネファーム・V2Hは各10万円 | 着工の前(申請書に着工予定日) | 受付状況の表示はない(4月15日更新)。国・県の補助との併用は、要綱(差し引いて調整)と誓約書(受けていないこと)で書き方が違う |
| 七宗町 | FITを使う場合は1kWあたり3万円・上限12万円(町の案内にあるのはこの区分だけ)。要綱にはFITを使わない場合の1kWあたり7万円・上限35万円もあるが、今年度の募集は確認できない | 要綱では、FITを使わない区分だけ価格の3分の1(5kWhまで、太陽光と同時)。今年度の募集は確認できない | 着工の前(申請書に着工予定日) | 受付状況の表示はない。FITを使わない区分(7万円)と蓄電池を今年度受け付けているかは、町に確かめる必要がある。実績報告の期限もページ(1月31日)と要綱(3月31日)で違う |
受付を終えた市・補助が見当たらない市町村
- 可児市:「令和8年7月29日現在、予算の上限に達しましたので、申請受付を終了しました。」
- 御嵩町:「令和8年度分受付を終了しました。」
- 土岐市:V2H(7月2日)・蓄電池(7月6日)・太陽光(7月10日)とも、「補助金の予算額に達しましたので、受付を終了しました。」
- 恵那市:「令和8年度は予算に達したため、受付を終了しました」
- 太陽光・蓄電池の補助が見当たらない市町村:高山市(令和7年度までの補助の資料は削除されている)・下呂市(令和8年度は「補助制度の検討」の段階)・白川村・養老町・垂井町・関ケ原町・池田町・岐南町・北方町・美濃市・美濃加茂市(事業者向けだけ)・坂祝町
- 確かめられなかった市町村:郡上市(補助のページが「404 not found」)、川辺町・東白川村(町村のサイトがメンテナンス中)
補助を選ぶときの注意
- 申請の時期:大垣市・山県市・揖斐川町・飛騨市は工事の契約の前、中津川市は着工の前、多治見市は着工の2週間前までに予約、白川町・七宗町は着工の前、瑞浪市・大野町・輪之内町・富加町・八百津町は設置の後に申請します
- FIT:大垣市・山県市・揖斐川町・飛騨市は、FIT・FIPの認定を取らないことが条件です。七宗町の案内はFITを使う区分(3万円)だけで、瑞浪市・中津川市はFITでも対象です
- 太陽光だけでは出ない所:多治見市・瑞浪市は、太陽光は蓄電池などと同時に付ける場合だけです
- 蓄電池の1kWhあたり15.5万円の条件:山県市・揖斐川町・飛騨市では、これを超える価格の蓄電池は対象外です。大垣市の14.1万円は補助額を計算するときの上限で、高い蓄電池も対象です
申請の前に確認すること
- 補助の有無:お住まいの市町村に太陽光・蓄電池の補助があるか、予算が残っているか
- 順番:契約・着工の前に申請するのか、設置の後でよいのか
- 売電:FITの認定を取るか、取らないか
- 併用:国のみらいエコなど、ほかの補助と重ねられるか
見積もりを取る前に:市町村の補助と、申請の順番を確認する
岐阜県には個人が使える県の太陽光・蓄電池の補助は見当たらず、岐阜市も今年度は太陽光の補助がありません(蓄電池は受付終了)。使えるのは、大垣市・山県市・多治見市など一部の市町村の補助です。
1kWあたり7万円の補助(大垣市・山県市・揖斐川町・飛騨市)は、FITの認定を取らないことと、契約の前に申請することが条件です。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「市町村の補助は、契約・着工の前に申請が必要ですか」
大垣市・山県市などは、交付決定の前に契約すると対象外です - 「FITの認定を取りますか」
大垣市・山県市・揖斐川町・飛騨市の補助は、FIT・FIPの認定を取らないことが条件です - 「見積書に、太陽光と蓄電池を分けて書いてもらえますか」
補助の額や条件の確認に使います
公式サイトで確認できます
ほかの市町村の補助は、お住まいの市町村のページで確認できます。
補助が使えるかと、業者や製品の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
タイナビ(運営:株式会社グッドフェローズ)は、住宅用の太陽光発電の無料の一括見積もりサービスで、全国が対象です。複数の会社の見積もりを比べたい方に。設置には機器代と工事費がかかり、電気代が下がる額は家の電気の使い方や設備の容量で違います。補助金を受け取れるかは、各制度の条件と予算によります。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
ソーラーパートナーズ(運営:株式会社ソーラーパートナーズ)は、住宅用の太陽光発電・蓄電池の無料の見積もりサービスで、全国が対象です。紹介されるのは、自社で工事まで行う施工会社です(2026年10月28日に公式サイトで確認)。地元の会社に見積もりを頼みたい方に。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月26日確認)。
- 岐阜県「住宅向け太陽光発電設備・蓄電池の補助金等の情報(岐阜県内)」、中小企業等脱炭素化促進事業費補助金・住宅リフォーム支援事業費補助金・太陽光クラブのページ、みんなのおうちに太陽光(岐阜県)
- 岐阜市「家庭用蓄電池普及促進補助金」
- 大垣市・山県市・飛騨市・多治見市ほか各市町村の公式ページ
- みらいエコ住宅2026事業、環境共創イニシアチブ(DR家庭用蓄電池)、次世代自動車振興センター(V2H)、資源エネルギー庁(FITの買取価格)
- 各市町村の公式ページ(42市町村)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ず市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
