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富山県で、家に太陽光発電や蓄電池を付けるときに使える補助を、国・県・15市町村の公式サイトで調べました(2026年10月26日確認)。
富山県の太陽光の支援は、補助金ではなく省エネ家電キャンペーンのポイントで、2kW以上で5万円分(県内の地域協力店なら10万円分)です。蓄電池は対象外です。富山市の太陽光・蓄電池の補助は住宅向けの受付を終え、市町村では小矢部市・氷見市・砺波市・魚津市が1kWあたり7万円の補助を受け付けています。
| 補助 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況(2026年10月26日確認) |
|---|---|---|---|
| 富山県(省エネ家電キャンペーン) | 2kW以上で5万円分のポイント等(地域協力店で10万円分) | 「蓄電池は対象外です。」 | 受付中(12月25日まで。11月2日時点で予算の38.0%、全品目の合計) |
| 富山市 | 1kWあたり7万円・上限35万円(市内業者) | 経費の3分の1か1kWhあたり5万円の少ないほう・上限40万円(同時設置) | 住宅向けは受付終了 |
| 小矢部市 | 1kWあたり7万円(上限なし) | 経費の3分の1(上限なし、太陽光と同時) | 受付中(交付申請は12月28日まで) |
| 氷見市 | 1kWあたり7万円・上限35万円 | 経費の3分の1・上限40万円(太陽光と同時) | 受付中(申請は2027年1月29日まで) |
県の支援:省エネ家電キャンペーンの太陽光のポイント
県の「とやま省エネ家電購入応援キャンペーン」(第4弾)は、今回から太陽光発電設備も対象にしています。「対象となるのは2kW以上の太陽光発電設備で、以下の要件をすべて満たしていることが条件となります。」とあり、「通常コースでは50,000円分のポイント、ポイント2倍コースでは100,000円分のポイントなどと交換できます。」(2倍コースは県内に本店がある地域協力店で買った場合)。
- 対象:県内の参加店舗で新品を買い、自分が住む県内の家に設置した県民。出力はパネルとパワコンの低いほうで数え、パワコンの購入・設置も必要です
- FIT:「FIT制度、FIP制度による売電や、小売電気事業者などに相対・自由契約での売電が可能です。」。自家消費30%以上は努力義務で、試算書は出さなくてよいです
- 対象外:「蓄電池は対象外です。」。「PPAやリースは対象になりません。」。ネットでの購入、法人・個人事業主も対象外です
- 期限:購入・設置・申請とも12月25日まで。設置しないと申請できず、「予定より遅れて届いた等により申請受付期間に間に合わなかった場合も、ポイント交付はできません。」
- 受け取り方:現金ではなく、キャッシュレスのポイントか商品券です
- 併用:「本キャンペーンで併用の制限は設けておりません。他の補助金の規定で制限がある場合はそちらに従ってください。」。財源は国の物価高騰対応の交付金です
- 予算:11月2日時点で38.0%(エアコン・冷蔵庫・給湯器なども合わせた全体の値)で、予算に達すると期限前でも終わります
県の住宅の補助:富山型高性能住宅の中に太陽光・蓄電池が入る
名前は太陽光の補助ではありませんが、県の「富山型高性能住宅推進事業費補助金」は、太陽光・蓄電池を含んでいます。
- 新築:チャレンジ(10万円、国のみらいエコGX志向型の交付が条件)は「住宅の敷地内に自家消費型の太陽光発電設備を設置すること。」が基準です。アドバンス(10万円か、子育て・若者夫婦以外の世帯は70万円)は「原則として」設置で、検討して設置できない場合も対象です。蓄電池・V2H・HEMSは選べる配慮項目に入っています
- 既存住宅の改修:4/5・上限120万円で、蓄電池は「設備の効率化」の工事に入りますが、窓や壁などの断熱改修が必須で、設備の工事費は断熱の工事費以下に限られます。改修では太陽光は対象に入っていません
- 順番と期限:改修は交付決定を受けてから着手します。実績報告は2027年2月26日必着です
県が以前出していた住宅向けの「再生可能エネルギー導入促進補助金」(令和5年度は太陽光1kWあたり7万円)は、今年度の個人向けの案内が見当たりません(県の案内ページは削除されています)。
国の制度:今ある家に付ける太陽光に、個人が直接申請できる補助は見当たらない
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム):蓄電池は「96,000円/戸」ですが、窓などの断熱改修とセットが前提です。太陽光は「×太陽光発電設備の設置工事」として対象外です。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)をご覧ください
- 家庭用蓄電池のDR補助(SII)・国のV2H:どちらも受付を終えています
- 売電価格(FIT、10kW未満):「24円(~4年)」「8.3円(5~10年)」です
全国の制度は太陽光発電の補助金と蓄電池の補助金にまとめています。
富山市:太陽光・蓄電池の補助は住宅向けの受付が終了
富山市の「太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金」(太陽光1kWあたり7万円・上限35万円、蓄電池は太陽光と同時設置で上限40万円、市内業者の場合)は、「令和8年度の住宅向け補助事業は、予算の上限に達したため申請受付を終了いたしました。(事業所向け補助事業については申請受付中です。)」としています(ページは10月6日更新)。市の定置型蓄電池の補助も「※定置型蓄電池に対する補助金は令和6年度で終了しました。」。国のZEH補助を受けた住宅に上限20万円を出す市のZEH導入補助金は受け付けています(9月1日時点で申請件数0件)。
市町村の補助:1kWあたり7万円の補助(国の交付金を使う市)
FIT・FIPの認定を取らないこと、発電した電気の30%以上を自分で使うこと、ほかの補助(国の補助を含む)と原則として併用しないことが条件で、小矢部市・氷見市・魚津市は契約・着工の前に申請し、交付決定を受けてから契約します。砺波市は「令和7年7月1日以降に契約」し、2026年4月1日以降に導入する設備が対象で、交付決定の前の契約を一律に禁止してはいません(流れは申請→設置→実績報告)。余った電気を売ること自体はできます。
| 市 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況 |
|---|---|---|---|
| 小矢部市 | 1kWあたり7万円(上限なし)。個人のほか、PPA事業者も対象 | 経費の3分の1(上限なし)。太陽光と同時の申請だけ。1kWhあたり14.1万円以下・20kWh以下の製品。個人・PPA事業者の両方が対象 | 交付申請は12月28日まで。完了・実績報告は2027年1月29日まで。残りの表示はない |
| 氷見市 | 1kWあたり7万円・上限35万円(10kW未満)。PPA事業者・リース事業者も対象者 | 経費の3分の1・上限40万円。太陽光の付帯設備だけ。1kWhあたり15.5万円以下の製品 | 申請は2027年1月29日まで。残りの表示はない |
| 魚津市 | 1kWあたり7万円(住宅向けの上限の記載はない)。「※事業所・住宅ともに「自己所有形式」、「PPA形式」の両方が対象」 | 経費の3分の1・上限40万円。太陽光の付帯設備だけ。「・家庭用(4,800Ah・セル未満):15.5万円/kWh 以下」の製品 | 申請は年度の1月末まで。BPOセンター魚津へメールか郵送(持参は原則不可)。残りの表示はない |
| 砺波市 | 1kWあたり7万円・上限35万円。自己所有のほか、PPA・リースも対象(PPA事業者・リース事業者が申請する場合がある) | (補助なし) | 申請は2027年1月30日まで(令和7年7月1日以降に契約し、2026年4月1日以降に導入するもの)。窓口・メール・郵送。残りの表示はない |
そのほかの市町村の補助
| 市町村 | 内容 | 申請の時期 | 受付状況 |
|---|---|---|---|
| 南砺市 | 太陽光2kW以上に1件5万円(PPAも可)。蓄電池の補助は見当たらない | 設置の後、系統連系の開始から1年以内 | 「【令和8年度の受付を開始しました】」。残りの表示はない |
| 氷見市(エネルギーリソース) | 蓄電池に経費の3分の1・上限40万円(2kWh以上)、V2Hに10分の1・上限15万円 | 設置して支払った後(年度末まで) | 終了の表示はない。蓄電池は「創エネ設備」が同時か既にあることが条件で、既にある太陽光で満たすかは市に確認が必要 |
| 上市町 | 経費の10分の1、太陽光だけなら上限10万円、2kWh以上の蓄電池を同時に付けると上限25万円 | 設置の後、設置した年度の末日まで | 町内の一戸建て専用住宅で、世帯主が建物の登記名義人であること。リースは対象外。残りの表示はない |
| 立山町 | PPA(初期費用0円)の太陽光に1kWあたり7万円・上限35万円(補助はPPA事業者に出て、サービス料の減額で家庭に返る) | 交付決定の前に契約しない | 2027年1月29日まで。自分で買う太陽光は対象外。予算1,270万円(給湯器のリースと合計) |
| 朝日町 | 住宅リフォーム助成のエコリフォーム工事に太陽光・蓄電池が入る(工事費の20%、上限20万円、転入世帯は70万円)。町内の施工業者で、既存住宅 | 交付決定の後に着工 | 10月26日更新で予算の90%(リフォーム全体)。令和8年度で事業を終える告知が出ている |
| 滑川市 | 家全体の断熱改修(エコハウスリノベーション)の中でだけ蓄電池が対象(5分の1、断熱の工事費以下)。太陽光は対象外 | ― | ― |
| 高岡市 | PPAの太陽光に1件1万円。自分で買う太陽光・蓄電池(経費の3分の2)は脱炭素先行地域(高岡駅北側の中心市街地と福岡金属工業団地)の中だけ | PPAは利用開始の後、先行地域は契約・着工の前 | PPAは2027年2月26日まで、先行地域は2月12日までに実績報告ができる事業 |
小矢部市のV2H(充放電設備):経費の2分の1(上限なし)の補助がありますが、「この補助金を用いて導入したEV又はPHEV」と一緒に入れる場合だけで、V2Hだけを付ける場合は対象外です。
太陽光・蓄電池の補助が見当たらない市町:黒部市・入善町。確かめられなかった村:舟橋村(公式サイトがメンテナンスで読めなかった)。
受付を終えた市:射水市(「本事業は、令和7年度末(令和8年3月31日)をもって終了しました。」。系統連系の契約が2026年3月31日までの人は、1年以内なら経過措置で申請できます)。
南砺市の案内に注意:南砺市のページは「(注意)本補助事業は、富山県の再生可能エネルギー導入促進補助金と併用が可能です。」としていますが、この県の補助の今年度の個人向けの案内は見当たりません。
補助を選ぶときの注意
- FITの扱いが逆:県のポイントはFITでも対象ですが、小矢部市・氷見市・砺波市・魚津市・富山市の補助はFITの認定を取らないことが条件です
- 申請の時期:県のポイントと南砺市・上市町は設置の後、小矢部市・氷見市(再エネ)・魚津市は契約の前に申請します。砺波市は設置の前に申請しますが、2025年7月1日以降の契約なら申請の前に契約していても対象です
- 蓄電池:県のポイントは蓄電池が対象外です。蓄電池の補助は、小矢部市・氷見市の太陽光と同時のものなど、一部の市に限られます
- 併用:小矢部市・氷見市・砺波市は、ほかの補助(国・県を含む)との併用ができません。魚津市は国費の補助とは併用できず、市や県の予算の補助なら併用できる場合があるとしています(誓約書は国・自治体の補助を受けていないこと)。県のポイントと重ねられるかは、市に確かめてください
申請の前に確認すること
- 店舗:県のポイントを使うなら、キャンペーンの参加店舗(地域協力店)で買えるか
- 順番:市町村の補助は、契約・着工の前に申請するのか、設置の後でよいのか
- 売電:FITの認定を取るか、取らないか(市町村の7万円の補助はFITを使えない)
- 期限:県のポイントは12月25日、小矢部市は12月28日までに申請できるか
見積もりを取る前に:県のポイントと市町村の補助の条件を確認する
富山県の太陽光の支援は、補助金ではなくポイント(2kW以上で5万円分、県内の地域協力店なら10万円分)です。蓄電池は対象外で、県内の参加店舗で買い、12月25日までに設置して申請する必要があります。
市町村の1kWあたり7万円の補助(小矢部市・氷見市・魚津市・砺波市)は、FITの認定を取らないことが条件です。小矢部市・氷見市・魚津市は契約の前に申請します(砺波市は2025年7月1日以降の契約なら対象)。県のポイントはFITで売電しても対象なので、条件が逆になります。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「県のキャンペーンの参加店舗(地域協力店)ですか」
県内の実店舗での購入だけが対象で、地域協力店ならポイントが2倍です - 「市町村の補助は、契約・着工の前に申請が必要ですか」
小矢部市・氷見市などは、交付決定の前に契約すると対象外です - 「FITの認定を取りますか」
市町村の7万円の補助はFITを使えません。県のポイントはFITでも対象です
公式サイトで確認できます
市町村の補助は、お住まいの市町村のページで確認できます。
補助が使えるかと、業者や製品の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
タイナビ(運営:株式会社グッドフェローズ)は、住宅用の太陽光発電の無料の一括見積もりサービスで、全国が対象です。複数の会社の見積もりを比べたい方に。設置には機器代と工事費がかかり、電気代が下がる額は家の電気の使い方や設備の容量で違います。補助金を受け取れるかは、各制度の条件と予算によります。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
ソーラーパートナーズ(運営:株式会社ソーラーパートナーズ)は、住宅用の太陽光発電・蓄電池の無料の見積もりサービスで、全国が対象です。紹介されるのは、自社で工事まで行う施工会社です(2026年10月28日に公式サイトで確認)。地元の会社に見積もりを頼みたい方に。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月26日確認)。
- とやま省エネ家電購入応援キャンペーン「太陽光発電設備」とよくある質問・利用規約、富山県「富山型高性能住宅推進事業費補助金」
- 富山市「太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金」
- 小矢部市・氷見市・砺波市・魚津市・南砺市ほか各市町村の公式ページ
- みらいエコ住宅2026事業、環境共創イニシアチブ(DR家庭用蓄電池)、次世代自動車振興センター(V2H)、資源エネルギー庁(FITの買取価格)
- 各市町村の公式ページ(15市町村)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ず県のキャンペーン事務局・市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
