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先に結論を書きます。
2026年の国の住宅省エネ関連の制度では、エアコンの設置だけを理由に補助金が出ることはありません。
「エアコン 補助金」で検索すると多くのページが出てきますが、実際に使えるのは条件付きです。その条件を説明します。
条件:断熱改修と一緒に行うこと
みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)の対象工事に、「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」が含まれています。2026年度からは、高効率エアコン(定格冷房エネルギー消費効率の区分(い)を満たすもの)も対象に加わりました。
ただしこの事業は、「外皮に面する開口部を有する1つの居室」について、決められた断熱改修(要件化工事)を行う場合に限り補助の対象になります。
つまり、
- まず、少なくとも1つの居室で断熱改修を行う(外に面する窓・ドアはすべて。窓の性能と住宅の新築時期によっては、床・壁・天井の断熱も)
- それに付随する形で、エアコンの設置も対象に加えられる
エアコンだけを替えても申請できません。子育て対応改修だけ、バリアフリー改修だけ、でも申請できないのと同じ構造です。
対象になる住宅も限られます
- 原則として平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅
- 不動産登記の登記事項証明書で新築時期を確認できること
- 平成29年以降の住宅でも、平成11年基準を満たさない住宅であることを証明できれば対象になります
平成29年以降の住宅で、この証明(BELS評価書または既存住宅の建設住宅性能評価書)ができない場合は、この事業を使えません。
居室とは何を指すか
ここでいう居室は、リビング・寝室・子供部屋・キッチン・書斎などです。
トイレ、浴室、洗面室、廊下、納戸、倉庫、玄関ホール、車庫は居室に含まれません。これらの場所の工事だけでは、要件化工事を行ったことになりません。
金額について
エアコンの補助額は、高効率エアコンが1か所52,000円、空気清浄機能・換気機能付きのエアコンが1か所24,000〜32,400円(能力による)です(2026年10月30日に公式サイトで確認)。別の部屋に付けるエアコンは、台数分を申請できます。対象製品や金額は改定されることがあるので、申請の前に公式サイトで確かめてください。
補助額の上限は住宅の新築時期と断熱改修の範囲で決まり、1戸あたり40〜100万円です。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)のページと、公式サイトでご確認ください。
なお、この事業は補助額の合計が5万円以上でないと申請できません(他の構成事業で交付決定を受けている場合は2万円以上)。
自治体の制度なら出ることがあります
国の制度ではエアコン単独の補助は見当たりませんが、自治体には省エネ家電の買い替え支援を行っているところがあります。内容は自治体ごとにまったく異なり、実施の有無も年度によって変わります。
探し方と、窓口での聞き方は「国と自治体の住宅補助金は併用できる?」にまとめています。
2026年度に受付中の都道府県・市の家電の購入支援(東京ゼロエミポイントなど)は省エネ家電の補助金に、市ごとの補助はエアコンの補助金がある市にまとめています。
東京都では、住民税非課税世帯などでエアコンがない家に、購入・設置費を上限10万円前後で助成する区市町村が多くあります(都の補助を使う、熱中症対策の制度)。区市町村ごとの受付状況は東京都のエアコンの補助金にまとめています。
まとめ
| やりたいこと | 国の補助金 |
|---|---|
| エアコンだけ買い替える | 対象外 |
| 断熱改修と一緒にエアコンも設置する | 対象になりうる(みらいエコ住宅2026事業) |
| 窓の断熱と一緒に検討する | 窓は窓のリフォームの補助金も参照 |
制度ごとの詳しい条件
- 先進的窓リノベ2026事業|予算の残りと、対象にならない工事
- 給湯省エネ2026事業|エコキュート7万円+撤去加算、予算の残り
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)|最大100万円、築年数で上限が変わる
- みらいエコ住宅2026事業(新築)|GX志向型125万円、世帯の条件がある枠も
- 賃貸集合給湯省エネ2026事業|オーナー向け、1住戸最大10万円
はじめての方へ
- 住宅の補助金、申請の流れ|自分では申請できない仕組みと、契約のタイミング
- 住宅省エネ2026のよくある失敗8つ|契約前に知っておけば防げること
- 住宅の補助金に間に合う契約はいつまで?|2026年の締切から逆算する
見積もりを取る前に:登録事業者かどうかを確認する
この補助金は、事務局に登録した事業者が申請します。事業者登録は交付申請(予約を含む)までに必要で、申請の時点で登録されていない事業者では、工事の内容が要件を満たしていても補助を受けられません。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「みらいエコ住宅2026事業の登録事業者ですか」
登録していれば登録事業者番号を答えられます - 「今回の工事は補助の対象になりますか」
対象製品か、補助額が下限に届くか、着工の時期は条件を満たすか - 「補助金はどう還元されますか」
契約代金への充当か現金か。契約前に事業者へ確認してください
公式サイトで検索することもできます
住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトに、住宅省エネ支援事業者の検索があります。都道府県・工事の種類・社名などで絞り込めます。
ただし、載っているのは、登録した事業者のうち公表を希望した事業者だけです。検索に出てこないことは、登録していないことの証明にはなりません。公式サイトには「本ページで公表されていない事業者の登録有無については、事業者に直接お問い合わせください。」「消費者等の方で、契約にあたり、事業者登録の有無を確認したい場合、お問い合わせ窓口までお問い合わせください。」と書かれています。
また、公式サイトには「住宅省エネ支援事業者の登録は、国や事務局が優良な事業者として認定するものではありません。」とも書かれています。登録の有無は「補助金が使えるか」の確認であって、工事の質の保証ではありません。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
リショップナビ(運営:株式会社じげん)は、無料の一括見積もりサービスです。申し込むと電話で希望の確認があり、条件に合うリフォーム会社を最大5社紹介してもらえます。紹介される会社が、使いたい補助金の条件を満たすかどうかは、会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、先進的窓リノベ2026事業/給湯省エネ2026事業/賃貸集合給湯省エネ2026事業/みらいエコ住宅2026事業 の各公式サイトの公表内容にもとづいています。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
