木の伐採の補助金2026|柿・栗の木(クマ対策)は1本2万〜4万円が多く、山林の危険木は費用の1/2〜3/4。宅地の庭木は対象外が多く、竹林・松くい虫も市町村ごと

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柿の木や竹林、家に倒れそうな木を切りたい。補助金は使えるのか。個人が国に直接申請できる伐採の補助は、見当たりません。使えるのは、市町村(一部は県)の補助で、対象の木が決まっています。

木の種類主な補助よくある額
柿・栗などの実のなる木(クマ対策)市町村の誘引樹木・放任果樹の伐採補助1本2万〜4万円、または費用の1/2・上限5万円が多い
住宅に倒れそうな危険木市町村の危険木伐採補助(ほとんどが山林の木)費用の1/2・上限10万〜50万円か、3/4・上限30万〜100万円
放置竹林市町村の竹林整備補助、搬出した竹の買い取りへの上乗せ1㎡200〜400円(高森町)、竹1kgあたり6〜10円など
松くい虫・ナラ枯れの被害木市町村の森林病害虫対策の補助費用の1/2・上限25万〜100万円など
宅地の庭木・大木ほとんどの補助で対象外空き家バンクの物件(荒尾市)などに限られる

国の制度:個人が直接使える伐採の補助はない(2026年10月23日確認)

  • クマ対策の柿・栗の木:放任果樹の伐採・除去は、環境省や農林水産省のクマ・鳥獣被害対策の交付金の対象ですが、交付先は都道府県・市町村・協議会です。個人は、市町村の補助を通して受けることになります
  • 林業の補助(間伐・竹林・スギの花粉対策・松くい虫):森林計画の対象の森で、1か所0.1ha以上などが条件です。森林所有者や森林組合が使う補助で、庭木には使えません
  • 里山・竹林の活動の交付金:3人以上の活動組織が対象です。奈良県は「この交付金は、個人では支援を受けられません。必ず活動組織として申請いただく必要があります。」としています
  • 森林の伐採の届出:森林法の「森林」の木を切るときは、市町村への伐採届が必要な場合があり、出さないと罰則があります。山林の木を切る前に、市町村に確かめてください

柿・栗の木の伐採(クマ対策)

クマを人里に寄せる柿・栗などの木の伐採に、補助を出す市町村が東北・北陸・中部で増えています。

市町村額条件・状況
山形市「補助対象経費の3分の2(上限額 4万円/本)」住家から200m以内。「申請は必ず刈払い・伐採開始前に行ってください。」12月28日まで
上山市・南陽市・東根市(山形)1本4万円と3分の2の低い額上山市は10月30日で締切、南陽市は12月25日まで
酒田市(山形)1本2万円と3分の2の低い額、1申請2本まで10月6日から追加募集
秋田市伐採の委託料の1/2、1本2万5,000円まで業者に頼む場合だけ(自分で切るのは対象外)。10月8日に受付を再開
横手市・大館市(秋田)横手市は2/3・個人5万円まで、大館市は2/3・5万円まで(3本以上は7万円)大館市は「搬出・処分費、自力施工は補助対象となりません」
花巻市・北上市(岩手)業者に頼むと1/2・1本15万円まで、自分で切ると1本2,000円幹の直径9cm以上の柿・栗。北上市は伐採の後に申請する流れで、伐採の前と後の写真が必要
白山市(石川)1/2・1本3万円まで幹の直径おおむね20cm以上。山林の木は対象外
勝山市(福井)市が無料で伐採するか、自分で切ると1本5,000円の奨励金奨励金は、伐採・処分をした後に事業報告書をつけて申請
飛騨市(岐阜)個人は最初の5万円まで全額、5万円を超える分は1/2(合計で最大10万円)事前に市の鳥獣被害対策サポートセンターへの相談と申請が必要

米沢市・新庄市・鶴岡市などは、今年度の受付を終えています。富山市・立山町・福知山市・綾部市などは、自治会や町内会の単位で申請する形で、個人では申請できません。

住宅に倒れそうな危険木

危険木の補助は、ほとんどが森林(山林)に生えている木だけが対象で、宅地の庭木は対象外です。裾野市は対象を「市内の森林内(宅地や農地等に生えている木は対象外)にあること」としています。木の持ち主と、被害を受ける家の持ち主が同じ場合を対象外にする市も多くあります。

市町村額メモ
裾野市(静岡)・八戸市など費用の1/2、上限30万〜50万円東日本に多い形
相模原市費用の一部「私有林内の病害虫被害による危険木」が対象で、病害虫で枯れるなどした木に限られます。ふつうの危険木には使えません
多治見市・瑞浪市(岐阜)多治見市は「補助対象経費の4分の3以内とします。50万円が限度額となります。」12月28日締切
豊田市(愛知)費用の3/4、上限50万円予算8,000万円のうち残り約4,010万円(9月18日時点)。2月26日締切
京都市費用の75%以内(上限あり)すでに倒れている木は対象外
十日町市(新潟)費用の95%以内、上限100万円例に「裏山のスギの木」。ページは2025年6月の更新

放置竹林・松くい虫の被害木

  • 竹林(個人が使える例):高森町(長野)は、自分で伐採して竹を処理・除去すると1㎡400円(上限40万円)、伐採して積み上げるだけなら1㎡200円(上限20万円)。1か所10㎡以上で、補助の後5年以上の維持管理が条件です。藤枝市は伐採経費の60%(植林と5年の協定が条件)
  • 竹の重さで出る例:北九州市は運び出した竹1kgあたり10円、鹿児島市は竹加工業者の買い取りに1kgあたり6円を上乗せ
  • 団体や広い面積が条件の例:大分市(1か所0.1ha以上)、静岡市(団体だけ)。熊本市の竹林は8月31日で募集を終えています
  • 松くい虫・ナラ枯れ:郡山市は今年度新設で費用の1/2・上限100万円、静岡市は1/2・上限100万円、秋田市は宅地の松の受付を予算到達で終えています

庭木・空き家の木

宅地の庭木や大木の伐採だけに使える補助は、ほとんど見当たりません。例外は、荒尾市(空家・空地バンクに登録した物件の樹木の伐採に1/2・上限20万円)や、神戸市(市が調べても持ち主が分からないなどで指導できない空き家・空き地から越境してくる、高さおおむね5mを超える木の剪定などに、隣の人へ1/2・上限60万円。ふつうの隣家の木の剪定には使えません)などです。名古屋市・大阪市・神戸市・北九州市などの保存樹木の助成は、市が指定した木の手入れが対象で、首都圏の保存樹木の補助も剪定だけで伐採は対象外です。

もらえない主な理由

  • 伐採の後に申請した:多くの補助は、原則として伐採の前の申請が必要です(北上市や勝山市の奨励金などは、伐採の後に申請します)
  • 対象の木ではない:危険木の補助は山林の木だけ、柿の木の補助は住家から一定の距離の木だけ、など条件があります
  • 自分で切った:秋田市・大館市のように業者に頼む場合だけ対象の補助と、花巻市・北上市・勝山市のように自分で切っても出る補助があります
  • 搬出・処分の費用:対象外にする補助があります
  • 個人では申請できない:自治会単位の補助や、里山の活動組織の交付金があります
  • 予算がなくなった:先着順で、受付を終えた市町村があります

申請の前に確認すること

  1. 木の種類と場所:柿・栗、山林の危険木、竹林、松など、補助の対象の木か。宅地か山林か
  2. 補助があるか:お住まいの市町村に補助があり、今年度の受付中か(個人で申請できるか)
  3. 申請の順番:伐採の前の申請が必要か(伐採の後に申請する市町村もある)。伐採の前後の写真を撮るか
  4. 業者か自分か:業者に頼む場合だけ対象か、自分で切っても出るか
  5. 手続き:山林の木なら、伐採届が必要か

業者に頼む前に:対象の木か、申請の順番を確認する

木の伐採の補助は、クマを寄せる柿・栗の木、住宅に倒れそうな山林の危険木、放置竹林、松くい虫の被害木など、決まった木だけが対象です。宅地の庭木は、多くの補助で対象外です。

多くの補助は、原則として伐採の前に申請が必要です。ただし北上市や勝山市(自分で切る場合の奨励金)のように、伐採の後に申請する市町村もあります。自分で切ると対象外の補助と、自分で切っても出る補助があります。

見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。

  • 「伐採の前と後の写真を撮ってもらえますか」
    多くの補助で、伐採の前後の写真が必要です
  • 「見積もりを、伐採・搬出・処分に分けて書いてもらえますか」
    搬出や処分の費用を対象外にする補助があります
  • 「市内に事業所がある業者ですか」
    市内の業者に限る補助があります

公式サイトで確認できます

林野庁

森林の伐採の手続き(伐採届)や森林整備の補助は林野庁と県のページで、柿の木・危険木の補助は、お住まいの市町村のページで確認できます。

補助が使えるかと、業者の良しあしは別の話です。大きな木の伐採は危険を伴うので、実績のある業者に複数の見積もりを取ってください。

見積もりを取る

複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。

伐採110番(運営:シェアリングテクノロジー株式会社)は、地域の伐採業者を紹介するサービスで、全国が対象です。業者の見積もりを比べたいときに。補助を使う場合は、見積書で伐採・搬出・処分の金額を分けてもらい、伐採の前後の写真も撮ってもらってください。紹介される業者が、市町村の補助の条件(市内の業者であることなど)を満たすかは業者ごとに違います。契約の前に、上の質問で確認してください。

竹林レスキュー隊(運営:株式会社GRACE)は、竹の伐採と竹林整備の会社です。1本からの依頼もできると案内しています。公式サイトの対応エリアに、岩手、秋田、長野、鳥取、島根は載っていません。離島も対応外の場合があるので、依頼の前に確認してください。補助を使う場合は、見積書で伐採・搬出・処分の金額を分けてもらい、市町村の補助の条件に合うかを、契約の前に確認してください。

出典

本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月23日確認)。

  • 環境省・農林水産省のクマ・鳥獣被害対策の交付金の資料、林野庁の森林整備事業・伐採届の資料、奈良県などの県の公式ページ
  • 各市町村の公式ページ(山形市・上山市・酒田市・秋田市・横手市・大館市・花巻市・北上市・白山市・勝山市・飛騨市・裾野市・多治見市・豊田市・京都市・十日町市・高森町・藤枝市・北九州市・鹿児島市・郡山市・静岡市・荒尾市・神戸市など)

制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ず市町村の窓口と公式サイトで確認してください。

制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。

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