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洗面台を新しくしたい。補助金は使えるのか。国の補助は、洗面台の交換だけでは使えません。使えるのは、区市町村のリフォーム助成や、高齢者・障害のある人向けの給付です。
| 制度 | 洗面台での扱い | 額の目安 |
|---|---|---|
| 国:みらいエコ住宅2026事業 | 洗面所の工事だけでは申請不可。洗面化粧台そのものの補助額はない | 節湯水栓1か所9,000円、手すり7,200円、段差の解消8,400円など |
| 区市町村のリフォーム助成 | 洗面台が対象の所と、対象外の所がある | 工事費の10%・上限10万〜20万円が多い(洗面台1台なら1万〜2万円程度) |
| 東京の区市町村の高齢者向けの給付 | 車いすを使う人などの「流し、洗面台の取替え」 | 多くは15万6千円まで |
| 介護保険の住宅改修 | 洗面台の取替えは種類にない。洗面所の手すり・段差・床・扉は対象 | 20万円までの工事の9割(8割・7割) |
| 減税 | 洗面台だけの交換は対象外 | — |
国のみらいエコ:洗面台だけでは申請できない
国のみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)は、まず、外に面する窓のある居室1つで、決められた組み合わせの断熱改修(要件化工事)をすることが条件です。外に面する窓・ドアはすべて断熱し、住宅の新築時期や窓の性能によっては床・壁・天井の断熱なども必要なので、窓1か所だけで条件を満たすとは限りません。公式サイトは「なお、トイレ、浴室、洗面室、廊下、納戸、倉庫、玄関ホール、車庫は居室には該当しません。」としていて、洗面所の窓や床を断熱しても条件を満たせません。
- 洗面化粧台そのものの補助額はありません。エコ住宅設備は太陽熱利用システム・節水型トイレ・高断熱浴槽・節湯水栓・蓄電池・第一種換気設備などで、洗面台は入っていません
- 節湯水栓:洗面台の水栓が対象の製品なら1か所9,000円です。基準は「JISB2061:2023に規定する「節湯形」の水栓と同等以上の機能を有すること。」で、登録された製品に限られます
- 洗面所のバリアフリー:手すり7,200円、段差の解消8,400円、廊下幅などの拡張33,600円(1戸あたり)
- 補助額の合計は5万円以上が条件です(先進的窓リノベ2026事業などで交付決定を受けている場合は2万円以上)。洗面所の工事だけを足しても、たとえば水栓9,000円+手すり7,200円+段差8,400円+小さな窓の断熱1万3,000円で3万7,600円にしかなりません
- 対象の住宅:原則として、平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅です
- 予約は遅くとも11月16日、交付申請は遅くとも12月31日まで。リフォームの予算に対する申請額は10%(10月22日0時時点)です
洗面台の下に付いている小型の電気温水器を外しても、給湯省エネ2026事業の撤去の加算は出ません。国のFAQは「台所や洗面台等に設置されている、いわゆる「小型電気温水器」や「電気瞬間湯沸器」は、本事業の対象となる「電気温水器」には該当しないため撤去加算の対象にはなりません。」としています。
区市町村のリフォーム助成:洗面台が対象の例(2026年10月23日確認)
市内(区内)の業者に頼むリフォームの一部を助成する区市町村があります。工事費の10%・上限10万〜20万円が多く、洗面台1台なら受け取れるのは1万〜2万円程度です。
| 区市町村 | 洗面台の扱いと額 | 状況 |
|---|---|---|
| 大田区 | 対象工事の一覧に「洗面台改修に伴う工事 158,000円/箇所」(標準の工事費)。助成はその10%(ほかの制度と併用すると5%) | 10月1日時点で予算の約58%に申込みの予定 |
| 目黒区 | 「浴室・トイレ・キッチン・洗面所などの改修、床・壁紙の張替え、間取り変更など。」工事費の10%・上限10万円。税抜20万円以上の工事で、国・東京都のリフォームの助成を申請していると使えない | 受付中 |
| 幸手市(埼玉) | 「キッチン、浴室、給湯器、洗面化粧台、トイレなどを改修する工事」。5%・上限10万円 | 先着で受付中 |
| 桐生市(群馬) | 「浴室、キッチン、洗面室、トイレのリフォームなど具体例を参考にしてください。」対象工事費20万円(税込)以上 | 10月21日時点で残り15件程度、10月30日で締切 |
| みなかみ町(群馬) | 内装工事の例に洗面所。工事費の10% | 10月30日で締切 |
| 田川市(福岡) | 要綱の対象に「浴槽、洗面台、便器、キッチン及び給湯器の取替え及び設置工事」。10%・上限20万円 | 受付中 |
| 都城市(宮崎) | 「洗面台の新設、修繕及び交換」。10%・上限10万円。市内の登録事業者の施工、対象工事20万円以上 | 申請は1月29日まで。ただし「事業着手の30日前までに申請が必要です。」 |
| 琴平町(香川) | 「流し台、浴槽、洗面台、便器及び換気扇の取替や修繕」が対象 | 受付中 |
| うるま市(沖縄) | 30%・上限30万円。対象工事費30万円(税込)以上、市内の業者。工事が終わって支払った後に申請する「事後申請・実績報告方式」で、施工前・施工中・施工後の写真が必要 | 工事の完了と申請は10月26日〜2月26日 |
ほとんどが、市内(区内)の業者の施工と、着工の前の申請(うるま市は工事の後の申請)が条件です。20万円以上などの最低工事費を決めている所が多く、洗面台だけの小さな交換では届かないことがあります。
洗面台が対象外・条件つきの例
- 北区:Q&Aで洗面化粧台の交換は「車いす対応等の機器にする場合のみ対象です。」としています
- 品川区:洗面室だけの工事は対象外ですが、浴室の高断熱浴槽など対象の工事と同時に行えば、洗面室の工事も対象になります
- 美濃加茂市(商工会議所):「機器・物品の取替え・交換のみの施工は対象外です」とし、例に「洗面台やエコキュートの交換・取替など」を挙げています
- 本体の代金は対象外の例:紀北町(設備・器具は対象外)、川北町(洗面化粧台は対象外)、富加町(設備費は除く)
- 断熱などとセットが必要な例:山形県の市町(米沢市・鶴岡市・酒田市)などは、断熱やバリアフリーなどの工事を含まないと対象外です
- 名古屋市:「名古屋市では内装の模様替えや水回りの設備更新、外壁の塗り替え(外壁塗装)など、住宅の性能維持に関する一般的なリフォームや修繕を補助する制度はありません。」としています
- 三重県:「水回り設備の改修など、一般的なリフォーム工事に対する補助は行っておりません」としています
大きな市:一般向けの補助は見当たらない
横浜市・川崎市・相模原市・さいたま市・千葉市・仙台市・静岡市・浜松市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・福岡市・北九州市などでは、誰でも使えるリフォーム助成は見当たりませんでした。大阪市・神戸市・福岡市には、高齢者・障害のある人向けの改修の補助がありますが、洗面台は体に合わせて高さを変える場合や、車いすに対応した洗面台にする場合などに限られます。
高齢者・障害のある人:東京の区市町村の給付と介護保険
- 東京の区市町村:都の一覧では、23区すべてと多くの市町村の高齢者向けの給付に「流し、洗面台の取替え」があり、限度額は多くが156,000円です(中野区13万円、板橋区15万円など)。車いすを使うなど、体の状態から必要な場合が対象で、古くなったための交換は対象になりません
- 介護保険の住宅改修:手すり・段差の解消・床材・扉・便器の取替えなどが対象で、洗面台の取替えは種類に入っていません。洗面所の手すり・段差・床・扉の工事は対象です
介護保険の住宅改修と高齢者向けの給付はバリアフリー・介護リフォームの補助金にまとめています。
受付終了・締切が近いもの(2026年10月23日確認)
- 締切を過ぎた所:桐生市・みなかみ町・竹田市(大分)・山口市は10月30日で締切
- 受付を終えた:札幌市・秋田市・前橋市・高崎市・長岡市・上越市・八王子市・旭川市・函館市・長崎市・大分市・西宮市・明石市・福井市など
減税:洗面台だけの交換は対象外
国のリフォームの減税(住宅ローン減税の増改築や、省エネ改修の税額控除)は、洗面台だけの交換は対象になりません。国土交通省のFAQは、省エネ改修について「節水トイレへの交換、水栓の交換は、省エネ改修の対象ではありません。」としています。
申請の前に確認すること
- 区市町村の助成:お住まいの区市町村に、洗面台の交換が対象のリフォーム助成があり、今年度の受付中か
- 対象の範囲:洗面台の本体の代金も対象か、工事の部分だけか。洗面台だけの交換でもよいか
- 業者と順番:市内(区内)の業者か。着工の前に申請したか
- 国の補助:居室の断熱改修(要件化工事)もするなら、節湯水栓などをみらいエコ住宅2026事業に含められるか
- 高齢者・障害:車いすを使うなどの場合は、区市町村の高齢者・障害者向けの給付が使えないか
キッチン・トイレ・お風呂の補助は、キッチン・トイレ・お風呂の記事にまとめています。
工事を頼む前に:洗面台だけで使える補助かを確認する
国のみらいエコ住宅2026事業は、洗面所の工事だけでは申請できません。洗面室は「居室」に当たらないので、リビングや寝室などの居室で、決められた組み合わせの断熱改修とセットにする必要があります。
区市町村のリフォーム助成は、着工の前の申請と、市内(区内)の業者が条件のものがほとんどです。洗面台の本体を替えるだけの工事を対象外にする所もあります。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「水栓は、みらいエコ住宅2026事業の対象製品(節湯水栓)ですか」
洗面台の補助で出るのは、主に水栓の部分です - 「市内(区内)に本店がある業者ですか」
区市町村の助成は、地元の業者に頼むことが条件のことが多いです - 「補助の申請が通るまで、着工を待ってもらえますか」
着工の後に申請しても、受けられない補助がほとんどです
公式サイトで確認できます
国の補助の対象製品と条件は、みらいエコ住宅2026事業の公式サイトで、区市町村の助成は、お住まいの区市町村のページで確認できます。
補助が使えるかと、業者や工事の質は別の話です。見積もりは複数の業者から取って比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
リショップナビ(運営:株式会社じげん)は、無料の一括見積もりサービスです。申し込むと電話で希望の確認があり、条件に合うリフォーム会社を最大5社紹介してもらえます。紹介される会社が、使いたい補助金の条件を満たすかどうかは、会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月23日確認)。
- みらいエコ住宅2026事業の要件・手引き・よくある質問、給湯省エネ2026事業のよくある質問、国土交通省のリフォーム促進税制のよくある質問
- 東京都福祉局「令和8年度 住宅改善事業 区市町村別事業概要一覧」、厚生労働省の介護保険の住宅改修の資料
- 三重県などの公式ページ
- 各区市町村の公式ページ(大田区・目黒区・北区・品川区・幸手市・桐生市・みなかみ町・田川市・都城市・琴平町・うるま市・美濃加茂商工会議所・名古屋市など)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ずお住まいの区市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
