外壁塗装の補助金2026|国の補助は塗装を対象にしない。使えるのは区市町村(川口・川越・海老名・山口市など、東京は遮熱塗装の区)

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外壁の塗り替えを考えている。補助金は使えるのか。2026年度、外壁塗装は国の補助の対象になりません。使えるのは、一部の区市町村の補助です。

補助外壁塗装の扱い受付状況(2026年10月16日)
国(みらいエコ住宅2026事業など)対象外。外壁で対象になるのは断熱材を入れる工事―
東京都遮熱塗装は、断熱材を入れた部位に塗る場合だけ経費に含められる受付中
東京の区遮熱塗装の助成(千代田・墨田・杉並・品川・葛飾区など)、リフォーム助成(大田・北・目黒区など)区ごと。足立・台東区などは終了
市町村一般のリフォーム補助で塗装が対象になる市がある(川口・川越・熊谷・海老名・小田原・山口市など)市ごと。高崎・水戸市は今年度の新規受付を終えた

国の補助:外壁塗装は対象外

  • みらいエコ住宅2026事業:外壁や屋根の遮熱塗装についての問いに、よくある質問は「塗装工事は本事業の補助対象ではありません。」と答えています。外壁で対象になるのは、断熱材を一定量以上使う断熱改修で、窓などの断熱改修が前提です
  • 環境省の断熱リフォーム支援事業:対象は断熱材と窓・ガラスで、「※塗料は補助対象になりませんので、ご注意ください。」と書かれています
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業:令和7年度までは外壁・屋根の塗装も対象工事の例にありましたが、「令和8年度、本事業は実施しません。」とされています
  • 税の優遇:国土交通省のよくある質問は、外壁塗装について「原則として、単体工事であれば対象外です。」としています。断熱改修などに伴う塗装は、一体の工事として費用に含められる場合があります

「国の補助で外壁塗装ができる」と書いたページは、令和7年度までの長期優良住宅化リフォーム推進事業の情報のことがあります。国の窓・断熱の補助は断熱リフォームの補助金にまとめています。

東京都と23区:遮熱塗装の助成と、リフォーム助成

東京都(クール・ネット東京)の既存住宅の省エネ改修の助成では、遮熱塗装は「本事業において断熱材の設置を行った部位に遮熱塗装を施工すること。」が条件です。遮熱塗装だけ、断熱塗装だけでは対象になりません。

区には、遮熱(高反射率)塗装の助成と、外壁の塗り替えも入る一般のリフォーム助成があります。

区外壁塗装の扱い額申請の時期受付状況
千代田区屋上・壁面の高反射率塗料など50%・上限50万円施工の前先着(終了の案内なし)
墨田区屋根面全体、または屋根面全体と壁全面の遮熱塗装10%・上限15万円着工の1か月前〜7営業日前(窓口だけ)予算の残り約2,309万円(10月1日)
杉並区屋根・屋上・外壁の高日射反射率塗装20%・屋根と外壁で上限15万円工事・支払いの後申込率44.10%(10月13日)
品川区屋根・屋上・外壁・ベランダの遮熱性塗装10%・上限20万円着工の前2027年1月29日まで(区内の施工業者)
葛飾区屋根等または壁の高反射率塗装一律5万円(両方なら10万円)着工の4週間前までに事前協議2027年3月31日まで
大田区住宅リフォーム助成で外壁の塗装が対象10%・上限20万円工事の前に仮申請予定執行率約58%(10月1日)。区内に本社がある中小事業者
北区住まい改修支援助成で外壁の塗り替えが対象20%・上限10万円着工の前12月28日まで(区内の中小事業者)
目黒区住宅リフォーム助成で屋根・外壁の改修(戸建てだけ)10%・上限10万円審査結果の通知の後に着工国・都の助成とは併用できない
港・文京・中央・江東・新宿・世田谷区屋根・屋上だけ(外壁は対象外)区ごと区ごと世田谷区は令和8年度から外壁塗装を対象外に
足立区・台東区・北区(高反射率塗料)―――今年度の受付は終了

江戸川区は「江戸川区では一般住宅を対象とした外壁塗装等のリフォームの助成金制度はありません。」としています。東京都の住宅の補助は東京都のリフォーム補助金をご覧ください。

市の補助:受付中は川口・川越・熊谷・海老名・小田原・山口市など

政令指定都市・県庁所在地と、検索の多い神奈川・埼玉・愛知の主な市などを、2026年10月16日に確認しました。誰でも使えて、外壁塗装が対象と書かれ、いま申し込めるのは次の市です(ほかの市町村は調べていません)。

市額業者の条件申請の時期受付状況
川口市(埼玉)工事費(税込)の5%・上限10万円市内に本社契約の後・着工の前に申請し、交付決定の後に着工(契約していないと申請できない)後期は2027年1月29日まで
川越市(埼玉)工事費(税抜)の5%・上限5万円市内に本社・本店。申請するのは業者着工の5営業日前まで12月28日まで(先着)
熊谷市(埼玉)工事費の5%・上限10万円(地域電子マネーのクマPAYで交付)市内に本店・支店・営業所工事の後(完了から90日以内)2027年3月31日まで
海老名市(神奈川)外壁全面の塗装は事業費の5分の1・上限10万円、屋根全面は上限5万円市の取扱事業者など代金を払った後2027年2月15日まで(10月5日時点で残り128件)
小田原市(神奈川)3万円相当のカタログギフト(抽選で65名。現金ではない)市内の施工業者着工の前に申請(申請の後は抽選の結果の前でも着工できるが、落選すると受け取れない)10月30日で締切
三浦市(神奈川)一律8万円(税抜20万円以上)市内の施工業者着工の前第3期(今年度の最後)は10月26日で受付終了
山口市工事金額の10%を商品券(紙は上限5万円・デジタルは上限10万円)市内に本社・本店着工の前10月30日で締切。予算の98%超(10月28日)
  • 越谷市(埼玉):20%・上限10万円。第2期を11月2日〜16日に受け付ける予定です(予算を超えたら抽選)
  • 久喜市(埼玉):屋根の高遮熱塗装だけ(1㎡あたり400円・上限2万円、12月25日まで)。外壁は対象外です
  • 今年度は終わった市:高崎市(9月14日に本申請を終了)、水戸市(後期の抽選申込は9月10日に終了)、前橋市、盛岡市、秋田市、山形市、春日部市、座間市、徳島市、松山市など
  • 外壁塗装の補助はないと書いている市:札幌・千葉・横浜・川崎・相模原・長野・新潟・福井・名古屋・豊田・一宮・静岡・浜松・大分など。宇都宮市は「令和7年度まで実施していた「選択工事(外壁塗装等)」は、令和8年度から補助の対象外」としています

使える人が限られる補助

  • 鹿児島市:耐震・空き家活用・移住のリフォームだけ(「一般世帯が行うリフォームは対象外。」)
  • 大津市:転入した世帯だけ
  • 北九州市:認定された空き家を買った人だけ
  • 秋田県:子育て世帯・移住定住世帯だけ(外壁は補修を伴う場合)
  • 兵庫県の空き家活用支援事業:市街化区域以外などの空き家を改修する場合(申請は市町の窓口。令和8年度は受付終了)

県の補助

誰でも使えて、外壁塗装が対象の県の補助で、いま受け付けているものは見当たりませんでした。塗装も対象だった岐阜県の住宅リフォーム支援事業は、予算に達して受付を終えています。宮城県と三重県は、一般のリフォームへの補助はないと書いています。茨城県は、県のリフォームの補助は見当たらず、県のページで市町村の補助の一覧(令和8年4月時点)を案内しています(外壁・屋根のリフォームを書いているのは神栖市など)。愛知県は県のページを取得できず、確認できませんでした。

申請の順番:工事の前か、後か

時期主な制度
工事の前に申請する千代田・墨田・品川・葛飾・大田・北・目黒区、川越・三浦・山口市など
契約の後・着工の前に申請し、交付決定の後に着工(契約していないと申請できない)川口市
着工の前に申請し、抽選の結果の前でも着工できる(落選すると受け取れない)小田原市
工事・支払いが終わってから申請杉並区、熊谷市、海老名市

申請・契約・着工の順番は、自治体によって違います。多くは着工の前の申請が条件です。川口市のように、契約を済ませてから着工の前に申請する市もあります。足場の設置や養生を着工とみなす市もあります。

「補助金が使える」という勧誘に注意

国民生活センターは、点検を口実に訪問し、「工事をしないと危険」などと言って契約させる「点検商法」に注意を呼びかけています。点検商法の相談は、2024年度に19,249件、2025年度に19,696件でした。

  • 屋根工事の点検商法について、国民生活センターは「「保険金で自己負担なく工事ができる」と勧誘されても、実際に保険金が支払われるかはわかりません。」「経年劣化による住宅の損傷は、自然災害などの事故による損害ではないので、保険金支払いの対象とはなりません。」としています
  • 墨田区は「区では制度の周知を民間事業者に依頼することはありません。」と書き、助成金がなくなるからと契約を急がせる営業に注意を呼びかけています
  • 訪問販売で契約した場合は、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができることがあります。困ったときは消費者ホットライン(188)へ

見積もりで確認すること

  1. 補助があるか:お住まいの区市町村の補助で、外壁塗装が対象工事か(屋根だけの補助もある)
  2. 業者の条件:区内・市内に本社があるか。登録・協定事業者に限る区もある
  3. 申請の順番:申請・契約・着工の順番を補助の条件に合わせる(多くは決定まで着工しない。川口市は契約の後に申請する)
  4. 塗料:遮熱塗装の補助なら、日射反射率などの条件を満たす塗料か
  5. 見積書の分け方:外壁・屋根ごとに、面積と塗料が分かるように書いてもらう

外壁や屋根の工事と一緒に耐震補強をする場合は耐震改修の補助金をご覧ください。

屋根の葺き替え・修理の補助(瓦屋根の耐風改修・克雪など)は屋根の修理・葺き替えの補助金にまとめています。

見積もりを取る前に:業者の条件と、申請の順番を確認する

外壁塗装に使える区市町村の補助の多くは、区内・市内に本社がある業者に頼むことが条件です。支店や営業所だけが市内にある業者は対象外、と書いている市もあります。

多くの補助は、工事の前に申請し、決定を待ってから着工します。一方、工事と支払いが終わってから申請する区や市もあります。

見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。

  • 「御社の本社(本店)は、この市(区)にありますか」
    市内・区内の本社が条件の補助が多く、区内の業者だと額が上がる区もあります
  • 「補助の申請と決定を待ってから着工してもらえますか。契約の時期も、補助の条件に合わせてもらえますか」
    足場を組むことも着工とみなす市があります
  • 「見積書を、部位(外壁・屋根)ごとに、面積と塗料の種類(遮熱塗料なら日射反射率)が分かるように書いてもらえますか」
    遮熱塗装の補助は、塗料の日射反射率(50%以上など)が条件です

公式サイトで確認できます

国民生活センター

訪問販売のリフォーム工事や点検商法のトラブルについて、国民生活センターが注意を呼びかけています。困ったときは消費者ホットライン(188)に相談できます。

補助が使えるかと、業者や工事の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。

見積もりを取る

複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。

リショップナビ(運営:株式会社じげん)は、無料の一括見積もりサービスです。申し込むと電話で希望の確認があり、条件に合うリフォーム会社を最大5社紹介してもらえます。紹介される会社が、使いたい補助金の条件を満たすかどうかは、会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。

出典

本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月16日確認)。

  • みらいエコ住宅2026事業のよくある質問、環境省の既存住宅の断熱リフォーム支援事業の案内、長期優良住宅化リフォーム推進事業の公式サイト、国土交通省のリフォーム促進税制のよくある質問
  • クール・ネット東京の既存住宅における省エネ改修促進事業、東京23区の公式ページ
  • 各道府県と、政令指定都市・県庁所在地・神奈川県・埼玉県・愛知県の主な市の公式ページ
  • 国民生活センターの訪問販売によるリフォーム工事・点検商法と、屋根工事の点検商法についての注意喚起

予算の状況は変わります。区市町村の補助は予算に達した時点で、締切の前でも終わります。申請の前に必ず各制度の公式サイトで最新の状況を確認してください。

制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。

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