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山梨県で、家に太陽光発電や蓄電池を付けるときに使える補助を、国・県・27市町村の公式サイトで調べました(2026年10月25日確認)。
山梨県には、県に直接申請できる太陽光・蓄電池の補助が受付中です(11月27日19時必着、先着順)。ただし、交付決定を受けた後に契約する決まりで、市町村の補助と申請の順番が違うので注意が必要です。
| 補助 | 太陽光 | 蓄電池・V2H | 受付状況(2026年10月25日確認) |
|---|---|---|---|
| 山梨県(再エネ設備導入支援事業費補助金) | 1kWあたり3万円・上限27万円 | 蓄電池1台25万円(定額) | 受付中。11月27日19時必着、先着順。交付決定の後に契約 |
| 山梨県(家庭用省エネ設備等導入支援事業費補助金) | ― | V2H 11万円(太陽光が設置済みか契約済みの家) | 受付中。2027年5月24日まで |
| 甲府市 | 太陽光だけの補助はない | 蓄電池だけ(今ある太陽光につなぐ)5万円、太陽光と同時なら10万円 | 受付中。設置から3か月以内に窓口へ |
| そのほかの市町村 | 1kWあたり1万〜3万円・上限5万〜20万円が中心(忍野村は5万円・上限40万円) | 定額3万〜20万円が中心 | 受付中・終了・制度なしが市町村ごとに違う |
県の太陽光・蓄電池の補助:交付決定の後に契約する
- 額:太陽光は発電出力(パネルとパワコンの小さいほう)×1kWあたり3万円で、上限27万円。蓄電池は1台25万円の定額です
- 家の条件:建ててから1年たった県内の家に住んでいること、県税の滞納がないこと(申請に県税の納税証明書が要ります)。建て替えは新築として対象外です。持ち家でなくても、所有者の同意があれば申請できます。「別荘等は対象外になります。」
- 太陽光の条件:発電した電気の一部か全部を家で使うこと、停電のときも電気を使える機能があること。「FIT認定の有無は要件としていません。」
- 設置する場所:住んでいる家の屋根の上が原則です。屋根の形や重さの問題でやむを得ない場合は、申請書に理由を書いて知事の承認を得れば、敷地内の物置・車庫(カーポートなど)の屋根の上にも付けられます。野立ては対象外です
- 蓄電池の条件:4kWh以上で、国のZEH支援事業の登録製品であること。太陽光とつなぐことが条件で、今ある太陽光につなぐ蓄電池だけの申請もできます。V2Hはこの補助の対象外です(下の別の補助)
- リース・PPA:「自ら所有する設備等が対象となります。」
- 申請の順番:「本補助金は契約前申請です」。交付決定のあった日以降に契約し、2027年2月12日までに設置を終えます。審査は約1か月(最大2か月)かかります。工事の遅れなど申請者の責任でない場合でも、期限までに設置が終わらないと補助は受けられません
- 併用:「本補助金は、国の補助金と併用することはできません。」。財源には国の臨時交付金が入っています。市町村の補助については「この補助制度では市町村の補助金との併用を制限していません。」としていますが、「市町村の補助制度によっては県の補助金との併用を制限している場合があります」
- 受付:2026年11月27日19時必着、先着順で、「予算を超える申請があった場合には、予告なく受付を締め切ります。」。県のページに予算の消化状況は書かれていません
県のV2Hの補助:家庭用省エネ設備等導入支援事業費補助金(11万円)
- 額:V2Hは1台11万円です(同じ補助で、おひさまエコキュートは8万円、通常のエコキュートは4万円)
- 条件:家に太陽光が設置済みか、導入の契約が済んでいること。戸建てに限り、新築の家も対象です。中古品・リースは対象外です
- 申請の順番:原則として交付決定の後に契約します。「交付決定前に契約等を行う場合は、事前着手届の提出が必要です。」
- 受付:2027年5月24日まで(先着順)。設置は2027年5月31日まで、実績報告は完了から1か月以内か2027年6月15日の早いほうです(県はチラシの「令和9年6月30日」を「令和9年6月15日」に訂正しています)
- 併用:太陽光・蓄電池の補助と違い、国の補助とも併用できます(「国の制度で制限されていない補助金であれば併用できます。」)。市町村の補助は、市町村の制度で併用が認められている必要があります
県の共同購入(補助金ではない)は、参加登録が12月8日までです。共同購入で付ける太陽光・蓄電池にも、県・市町村の補助を使えます(県の補助なら交付決定の後に契約)。
国の制度:今ある家に付ける太陽光に、個人が直接申請できる補助は見当たらない
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム):蓄電池は「96,000円/戸」ですが、窓などの断熱改修とセットが前提です。太陽光は「×太陽光発電設備の設置工事」として対象外です。県の太陽光・蓄電池の補助とは併用できません。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)をご覧ください
- 家庭用蓄電池のDR補助(SII)・国のV2H:どちらも受付を終えています
- 売電価格(FIT、10kW未満):「24円(~4年)」「8.3円(5~10年)」です
全国の制度は太陽光発電の補助金と蓄電池の補助金、V2Hの補助金にまとめています。
甲府市:蓄電池に5万円、太陽光と同時なら10万円
- 額:今ある太陽光(1kW以上10kW未満)につなぐ蓄電池(1kWh以上)は5万円、太陽光と蓄電池を同時に付けると10万円です。太陽光だけの補助はありません
- 申請:設置工事の完了(新築は引渡し)から3か月以内に、窓口へ持参します(郵送は不可)。新築も対象です
- 対象外:PPA・リース・無償設置、家を買ったときにすでに付いていた機器
- 受付:先着順で、予算に達したら終わります。10月25日時点で終了の案内はありません
- 甲府市のV2Hの補助は、「予算上限に到達したため、申請受付を終了しました」(9月15日)
市町村の補助:中北・峡東
| 市町 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期 | 受付状況 |
|---|---|---|---|---|
| 北杜市 | 1kWあたり1.7万円・上限8.5万円 | 1kWhあたり2万円・上限20万円(蓄電池だけも可) | 設置から1年以内 | 残り307万円(9月30日、ほかの機器・事業所と合わせた額) |
| 笛吹市 | 蓄電池と同時の場合だけ(合わせて10万円) | 蓄電池だけは5万円 | 着工の前 | 終了の表示はない |
| 甲州市 | 1kWあたり1万円・上限5万円(FITの認定が必要) | 1万円/kW・上限5万円(市の表記のまま) | 設置の後 | 太陽光・蓄電池は受付中(終了したのはエアコンだけ) |
| 南アルプス市 | 対象外 | 3万円(今ある太陽光に足す場合も可) | 設置から6か月以内 | 2027年3月19日まで |
| 昭和町 | 5万円 | 対象外 | 設置から3か月以内 | 終了の表示はない |
| 甲斐市(脱炭素先行地域の10自治会だけ) | 経費(税抜)の2/3(FIT・FIPは取れない) | 経費(税抜)の2/3 | 契約・着工の前 | 国・県・市の他の補助と重ねられない。J-クレジットへの登録は不可 |
受付を終えた市:山梨市(「予算が上限に達したため、受付を終了」、9月9日更新。今年度は蓄電池などの補助で、太陽光そのものは対象外)。補助が見当たらない市:中央市(市のページに「補助金はございません」)・韮崎市。
市町村の補助:峡南・東部
| 市町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期 | 受付状況 |
|---|---|---|---|---|
| 都留市 | 1kWあたり2万円・上限5万円(蓄電池と同時の場合だけ。全部を自家消費するかFITの認定を受けること) | 1kWhあたり1万円・上限10万円(今ある太陽光につなぐ蓄電池だけも可) | 工事の前 | 12月28日まで(先着順)。「令和8年度の申請受付を開始しています。」 |
| 上野原市 | 対象外 | 1件10万円(ZEH登録の製品、リースは対象外) | 設置の後(年4回の申請期間) | 10〜12月に設置した分は12月15日〜2027年1月15日に申請 |
| 大月市 | 対象外(2019年度で終了) | 5万円(余った電気を売る契約が条件) | 設置から3か月以内 | 受付状況の表示はない |
| 南部町 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 対象外 | 設置から3か月以内 | 令和8年度の町の補助金一覧に掲載 |
| 身延町 | 5万円 | 対象外 | 設置から3か月以内 | ページに年度・受付期間の記載がない |
受付を終えた町:富士川町(「今年度の申請分は予算に達したため受付を終了しました。」)。補助が見当たらない町村:市川三郷町・小菅村・丹波山村。早川町と道志村は、町村のサイトが読めず確認できませんでした。
市町村の補助:富士北麓
| 市町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期 | 受付状況 |
|---|---|---|---|---|
| 忍野村 | 1kWあたり5万円・上限40万円(余った電気の買取契約。FITの認定が実質的な条件) | 見当たらない | 設置の後(自分が所有する家) | 受付期間の記載はない |
| 富士吉田市 | 1kWあたり3万円・上限20万円 | 1基5万円(2基なら10万円) | 設置から6か月以内(設置前の写真が必要) | 受付期間・予算の記載はない |
| 山中湖村 | 1kWあたり2万円・上限20万円 | 20万円 | 設置から6か月以内(設置の前に景観の事前協議) | 2027年3月31日まで。「設置後5年以上居住する方」が対象 |
| 富士河口湖町 | 1kWあたり2万円・上限10万円 | 1基20万円 | 設置から3か月以内 | 終了の表示はない |
| 鳴沢村 | 設置費の1/2・上限10万円 | 見当たらない | 設置の前(見積書で申請) | ページは2022年の更新のまま(村に確認が必要) |
どの市町村も、住所があり自分が住む家が対象で、住民票のない別荘は対象外と読めます。富士山周辺の市町村には、太陽光の色や反射、屋根からはみ出さないことなどの景観の基準があります(補助とは別の手続き)。補助が見当たらない町:西桂町。
県と市町村の補助を重ねるときの注意
- 県の側:太陽光・蓄電池の補助は、市町村の補助との併用を制限していませんが、国の補助とは併用できず、財源に国の臨時交付金が入っています。V2Hの補助(家庭用省エネ設備等導入支援)は、国の補助とも併用できます
- 市町村の側:県の補助との併用について書いている市町村はほとんどありません。甲斐市の脱炭素先行地域の補助は、県の補助とも重ねられません。富士吉田市のよくある質問は、市の要綱上は問題ないとしつつ、他の制度の重複の決まりも確かめるよう案内しています
- 申請の順番:県は交付決定の後に契約、市町村は設置の後に申請する所が多く、都留市・笛吹市・鳴沢村は着工の前の申請が必要です
- FIT:県の補助はFITを使っても使わなくてもかまいませんが、甲州市・忍野村はFITの認定が条件と読め、甲斐市の脱炭素先行地域の補助はFITを使えません
もらえない主な理由
- 県の交付決定の前に契約した:県の補助は対象外です(契約・発注・支払い・工事着手のどれも交付決定の後)
- 2027年2月12日までに設置が終わらなかった:工事の遅れが申請者の責任でなくても、県の補助は受けられません
- 建ててから1年たっていない家:県の補助は対象外です(建て替えも新築の扱い)
- リース・PPAで付けた:県と甲府市・上野原市の補助は対象外です
- 国の補助と組み合わせた:県の補助は国の補助と併用できません
- 予算がなくなった:県は先着順で、昨年度は11月中に予算に達しました。山梨市・富士川町は今年度の受付を終えています
申請の前に確認すること
- 家:建ててから1年たっているか、住民票のある自分の家か。県の補助なら、県税の納税証明書(未納がない証明)を用意できるか
- 順番:県の交付決定の後に契約する日程で、2027年2月12日までに設置できるか
- 市町村の補助:着工の前の申請が必要か、設置の後に何か月以内か
- 併用:国の補助を使う予定がないか、市町村の補助と重ねられるか
- 予算:県と市町村の補助が今も受付中か
見積もりを取る前に:県の補助は交付決定の後に契約する
山梨県の補助は、申請して交付決定を受けた後に契約する決まりです(「本補助金は契約前申請です」)。審査には約1か月(最大2か月)かかり、設置は2027年2月12日までに終える必要があります。
市町村の補助は、設置の後に申請する所が多い一方、都留市・笛吹市などは着工の前の申請が必要です。県と市町村の補助を両方使うときは、両方の順番を守ってください。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「県の補助の交付決定を待ってから契約できますか」
交付決定の前に契約・発注・着工すると、県の補助は受けられません - 「2027年2月12日までに設置を終えられますか」
工事の遅れなど、申請者の責任でない場合でも、期限に間に合わないと県の補助は受けられません - 「見積書に、太陽光と蓄電池を分けて書いてもらえますか」
県と市町村の補助の額や条件の確認に使います
公式サイトで確認できます
市町村の補助は、お住まいの市町村のページで確認できます。
補助が使えるかと、業者や製品の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
タイナビ(運営:株式会社グッドフェローズ)は、住宅用の太陽光発電の無料の一括見積もりサービスで、全国が対象です。複数の会社の見積もりを比べたい方に。設置には機器代と工事費がかかり、電気代が下がる額は家の電気の使い方や設備の容量で違います。補助金を受け取れるかは、各制度の条件と予算によります。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
ソーラーパートナーズ(運営:株式会社ソーラーパートナーズ)は、住宅用の太陽光発電・蓄電池の無料の見積もりサービスで、全国が対象です。紹介されるのは、自社で工事まで行う施工会社です(2026年10月28日に公式サイトで確認)。地元の会社に見積もりを頼みたい方に。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月25日確認)。
- 山梨県の再エネ設備導入支援事業費補助金のページ・要綱・募集要領・よくある質問、家庭用省エネ設備等導入支援事業費補助金のページ・要綱・要領・Q&A、共同購入のページ
- 甲府市のクリーンエネルギー機器普及助成金・電気自動車等普及助成金のページと要綱
- みらいエコ住宅2026事業、環境共創イニシアチブ(DR家庭用蓄電池)、次世代自動車振興センター(V2H)、資源エネルギー庁(FITの買取価格)
- 各市町村の公式ページ(中北・峡東・峡南・東部・富士北麓の26市町村)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ず県・市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
