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和歌山県で、家に太陽光発電や蓄電池を付けるときに使える補助を、国・県・30市町村の公式サイトで調べました(2026年10月28日確認)。
和歌山県の補助は、市町村が窓口です。県のページは「令和8年度より、個人からの申請はお住いの市町村にて受け付けております」としています。原則として太陽光と蓄電池を同時に付け、FITを使わない場合に、太陽光1kWあたり7万円と蓄電池の価格の3分の1が出ます(太陽光だけの例外もある)。和歌山市と那智勝浦町は、県の補助ではなく、国から直接受けた市町の補助です。
| 補助 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付状況(2026年10月28日確認) |
|---|---|---|---|
| 県の補助(28市町村が窓口) | 1kWあたり7万円(県の上限63万円。多くの市町は上限35万円) | 価格の3分の1(1kWhあたり14.1万円で計算、上限47万円) | 多くは11月30日まで。岩出市・橋本市・美浜町・上富田町などは終了 |
| 和歌山市 | 1kWあたり7万円(1kWあたり35万円を超える設備は対象外) | 3分の1・上限50万円 | 個人宅は7月27日に終了。11月16日に再開予定 |
| 那智勝浦町 | 1kWあたり9万円・上限90万円(太陽光だけも可) | 3分の1・上限50万円 | 随時受付(残りの表示なし) |
県の補助:個人向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金
- 窓口は市町村:令和8年度から、個人の申請はお住まいの市町村が受け付けます。和歌山市と那智勝浦町は、県のページで「環境省から各々交付を受け、事業を実施しています」とされている別の制度です
- 額:太陽光は1kWあたり7万円で、県の要綱の上限は63万円ですが、市町村のページでは上限35万円とする所が多くなっています(海南市・橋本市は63万円、田辺市・みなべ町は上限の記載が見当たらない)。蓄電池は価格の3分の1で、1kWhあたり14.1万円(工事費込み・税抜き)までで計算し、上限47万円です
- 条件:原則として太陽光と蓄電池を同時に付けます。ただし県の要綱は、「知事が特に理由があると認める場合」は太陽光だけでも補助できるとしていて、湯浅町には太陽光だけの区分があります。蓄電池だけの申請はできません。FIT・FIPの認定を取らず、発電した電気の30%以上を家で使います(FITの外で余った電気を売ることはできる)。蓄電池は20kWh以下のSIIの登録製品で、リース・第三者の所有は対象外です
- 業者:県の「和歌山県太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金に係る施工業者向け説明会」を受けた業者が設置することが条件です。県は「昨年度以前の説明会を受講済みの施工業者の方も、令和8年度の説明会を受講する必要があります。」としています。受講確認通知書の発行には数日〜1週間ほどかかり、補助の対象になる見積書は、令和8年度の通知日以降に作ったものです
- 契約の順番:交付決定の後に着工します。契約は交付決定の前でもよい市町村があります(田辺市は5月1日以降の契約なら可)。国の交付金(重点対策加速化事業)を使う補助なので、同じ設備で国の補助は受けられず、J-クレジットにも登録できません
市町村ごとの受付状況(県の補助)
多くの市町村は申請が11月30日まで、先着順です。実績報告の期限が12月中旬〜1月の所が多く、交付決定の後に着工するので、工事が間に合うかが実際の壁になります。残りの額は、県の表(9月30日時点)と市町村のページの表示です。
| 状況 | 市町村(カッコ内は残りと日付) |
|---|---|
| 受付中・残りあり | 田辺市(10/13に県の追加配分で再開、残り237.5万円・10/27。上限の記載なし。5月1日以降の契約なら交付決定の前の契約も可だが、着工は交付決定の後。交付決定まで1か月程度かかり、設置の前に市の中間検査がある)、紀の川市(太陽光の上限35万円)、かつらぎ町、紀美野町・九度山町・高野町・由良町・みなべ町(9/30時点で受付0円)、有田市、湯浅町(太陽光は3kWまで1kWあたり10.5万円)、広川町、御坊市、印南町(残り132.9万円・10/15)、日高川町(太陽光1kWあたり5万円・上限40万円)、新宮市(残り335万円・9/2)、白浜町、すさみ町、太地町、古座川町、串本町、北山村 |
| ほぼ終わり | 海南市(9/30時点で太陽光の予算の残り0円。同時設置が条件なので、新しい申請は難しい) |
| 受付終了 | 岩出市、橋本市、美浜町、上富田町(7月24日)、有田川町(県の補助の型・9月28日)、日高町 |
和歌山市と那智勝浦町(国から直接の補助)
- 和歌山市:太陽光は1kWあたり7万円(10kW未満)、蓄電池は3分の1・上限50万円です。太陽光は1kWあたり35万円、蓄電池は1kWhあたり14.1万円を超えると対象外です(県の補助の14.1万円は計算の上限で、意味が違う)。工事に着手する日の2週間前までに窓口へ申請します。「令和8年4月23日以降の工事請負契約のみ補助対象となります。」とあり、「(契約前であっても、申請可能です。)」なので、契約が先でも後でも構いません(交付決定の前の着工は不可)
- 和歌山市の受付:個人宅向けは7月27日に予算に達して受付を終えましたが、市は「11月16日(月曜日)から申請受付を再開いたします。」と予告しています(事業所向けと予算をまとめる。10月23日時点で事業所向けの残りは1,190万円で、11月16日より前に事業所向けの予算がなくなれば再開しない)
- 那智勝浦町:太陽光は1kWあたり9万円・上限90万円で、太陽光だけでも申請できます。蓄電池は3分の1・上限50万円です。随時受付で、残りの表示はありません
市町村独自の補助
- 有田川町:FITを使う型の町独自の補助(太陽光1kWあたり4万円・上限12万円、蓄電池8万円)。随時受付で、終了の表示はありません
- 日高川町:設置の後に申請する町独自の補助(太陽光1kWあたり2万円・上限10万円、蓄電池は3分の1・上限20万円)。今ある太陽光に蓄電池だけを足す場合も対象です
県の共同購入(補助ではなく、まとめて買うことで価格を下げる仕組み)は、参加登録が10月29日までです。田辺市・紀の川市・和歌山市などは、自分たちの補助と併用できるとしています。
国の制度:今ある家に付ける太陽光に、個人が直接申請できる補助は見当たらない
- みらいエコ住宅2026事業(リフォーム):蓄電池は「96,000円/戸」ですが、窓などの断熱改修とセットが前提です。太陽光は「×太陽光発電設備の設置工事」として対象外です。詳しくはみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)をご覧ください
- 家庭用蓄電池のDR補助(SII)・国のV2H:どちらも受付を終えています
- 売電価格(FIT、10kW未満):「24円(~4年)」「8.3円(5~10年)」です
全国の制度は太陽光発電の補助金と蓄電池の補助金に、和歌山県の給湯器・窓などの補助は和歌山県の補助金にまとめています。
補助を選ぶときの注意
- 工事の日程:県の補助は交付決定の後に着工し、多くの市町村は実績報告が12月中旬〜1月です(湯浅町は11月30日まで)。今から申し込むなら、業者と日程を先に詰めてください
- 業者:県の説明会を受けた業者でないと対象外です
- FITなし:FIT・FIPの認定を取らず、30%以上を家で使います
- 和歌山市:11月16日の再開を待つ場合も、工事の2週間前までの申請が必要です
申請の前に確認すること
- 受付:お住まいの市町村で、まだ受け付けているか(和歌山市は11月16日に再開予定)
- 業者:県の説明会を受けた業者か
- 日程:交付決定の後の工事が、実績報告の期限に間に合うか
- 型:FITを使わない形にするか
見積もりを取る前に:業者と、工事が間に合うかを確認する
和歌山県の補助は市町村が窓口で、原則として太陽光と蓄電池を同時に付け、FITを使わない場合です。施工は、県の令和8年度の説明会を受けた業者に限られます。
多くの市町村は申請が11月30日まで、実績報告が12月中旬〜1月です。交付決定の後に着工するので、工事の日程が間に合うかを先に確かめてください。
見積もりを依頼したら、各社に次の3つを聞いてください。
- 「県の『太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金』の施工業者向け説明会を受けていますか」
受けていない業者の工事は対象外です - 「交付決定の後に着工して、市町村の実績報告の期限までに工事と支払いを終えられますか」
締切の近い市町村が多くなっています - 「FITの認定を取らない形(自家消費30%以上、余りは小売電気事業者に売電)で見積もれますか」
県の補助の条件です
公式サイトで確認できます
和歌山県「個人向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金」
申請先はお住まいの市町村です。市町村のページで受付状況を確認してください。
補助が使えるかと、業者や製品の質は別の話です。見積もりは複数で比べてください。
見積もりを取る
複数社から見積もりを取ると、補助金を含めた総額を比べられます。その際も、上の3つの質問は必ず聞いてください。
タイナビ(運営:株式会社グッドフェローズ)は、住宅用の太陽光発電の無料の一括見積もりサービスで、全国が対象です。複数の会社の見積もりを比べたい方に。設置には機器代と工事費がかかり、電気代が下がる額は家の電気の使い方や設備の容量で違います。補助金を受け取れるかは、各制度の条件と予算によります。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
ソーラーパートナーズ(運営:株式会社ソーラーパートナーズ)は、住宅用の太陽光発電・蓄電池の無料の見積もりサービスで、全国が対象です。紹介されるのは、自社で工事まで行う施工会社です(2026年10月28日に公式サイトで確認)。地元の会社に見積もりを頼みたい方に。紹介される会社が、使いたい補助金の条件(県内・市内の業者であることなど)を満たすかは会社ごとに違います。見積もりのときに、上の質問で確認してください。
出典
本ページの内容は、次の公表資料にもとづいています(2026年10月28日確認)。
- 和歌山県「個人向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金」と要綱・予算残額の表(9月30日時点)、県の共同購入のページ
- 和歌山市「地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業補助金」と個人宅向けのページ
- 田辺市・紀の川市・新宮市・印南町・那智勝浦町・有田川町・日高川町ほか各市町村の公式ページ(30市町村)
- みらいエコ住宅2026事業、環境共創イニシアチブ(DR家庭用蓄電池)、次世代自動車振興センター(V2H)、資源エネルギー庁(FITの買取価格)
制度の内容と受付状況は変わります。申請の前に、必ずお住まいの市町村の窓口と公式サイトで確認してください。
制度の内容・金額・要件・期限は予告なく変更されることがあります。申請の前には必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。本サイトは民間の情報サイトであり、事務局ではありません。
